2009年6月19日金曜日

練習場より 2009/06/19 - フィニッシュ

フィニッシュってのは、スィングの採点表と言う人もあり、自然に取れる形だという人もいる。ま、プロになるくらいの才能ある人はそーでなくちゃいけない。しかーし。

そんな才能にも恵まれず、わかっちゃいるどけ飛ばしたい凡人であるならばフィニッシュは狙ってその形を作るしかない。乃ちゴルフスィングとは、フィニッシュを形づくるためにするものだ、くらい言ってもいい。

物理的に見れば、フィニッシュには価値がない。ボールが飛んでいった後だもの、終った跡の形なんて、なんの関係があるだろう。どんな形であろうともボールは既に飛んで行ったのだ。

ボールに当たるまでが勝負であり、そのあと左だろうが、右だろうが、上だろうが、下の芝を削り取ろうが、本来は関係ないはずだ。しかし、スィングがヘッドの移動で形成される物理運動の連続体だからボールが飛んだ後の形も連続するスィングの一部として捕えればスィングに関係していない訳がない。

飛ばしたいだけであれば関係ないかも知れないが、方向をきちんと制御したいのであればフィニッシュを含めてのスイングとした方がいいようだ。

例えば10cmの線を引くとしよう。1cmずつ線を引けば恐らくまっすぐな線は引けない。終点に点を打ち、始点と終点を結ぶようにさっと線を引けばその軌跡はわりと真っ直ぐな直線となるだろう。フィニッシュを形作るショットというのもこれに同じで、ボールを安定させたければ、そういうショットの方がいいんじゃないか?

天才はテストのための勉強などしなくとも良い点を取る事ができる。しかし凡才はテストのための勉強をしてみるのもいいだろう。トップをしっかり作った後に、フィニッシュまでのイメージでスィングする。これによって重心の安定やボールの安定を得る事ができそうだ。

飛距離は犠牲になるかも知れない。友人に飛距離で負けるのは悔しいかも知れないが、スコアで負けるのはもっと悔しい事ではないか。

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