2015年8月30日日曜日

練習場より 2015.08.30号 - てもみんの話

「てもみん」にはすごい人が居るものである。

首のしわを見て、どうも首を左右に曲げる時に、首の下しか動いていないらしいと指摘された。

肩こり。肩こりの原因は肩を狭めているから。なぜ狭めているかといえば、肩の両側の筋肉で首を支えていたから。

支える筋肉は主動筋と、その補助となる筋肉から構成される。主動筋が何かの理由から働かないと、他の筋肉が肩代わりして働かなければならない。主動筋と比べれば弱い筋肉に長時間に渡り負担が偏れば、そこが凝ってしまう。

なぜそこに負荷がかかっているのだろうか。それは姿勢が原因だと思う。ではどうしてそういう姿勢になるのか。その理由が分かれば改善できるだろう。

何かを支えているとき筋肉は緊張している。謂わば一本の木になっていると考えて差し支えない。そうすると、それらが自由に動けないのは自明であるし、他の運動を阻害する原因となるのも想像に難くない。

肩こりの原因を取り除く為に、首の支え方を変える。てもみんの人が曰く。首には7つの関節があるが、要はひとつの関節だけで首を左右に振っている。

すると可動域が足りないので肩も回さないと首が十分に回らない。感じで言えばマジンガーZのようにひとつだけの首になっているわけだ。

そう指摘されると確かに、肩は両側から内側に縮こまっているし、常に肩をすくめたような形になろうとしている。撫で肩になっていないというわけ。

肩の両側から首を支えているが、その筋肉だけでは足りなくて、周辺の筋肉も参加することになる。肩の周辺の全体の筋肉が緊張して首に近づこうとする。肩甲骨も外側から内側へ入ろうとする。

すべての理屈はそろった。あらゆる症状がこの Hypothesis仮説 を支えている。

どうして両側から支えなければならないのか。それは骨の上に頭が載っていないからだろうと思われる。だが、それだけなら主要筋で支えてもいいはずである。

どうやら頭を下の方から固定して支えようとする意識が高いらしい。支えるなら、首の上の方の乗せてバランスを取るようにすればいいのに。

よく分からないが、両肩を盛り上げて支えようとするのには、何らかの合理的な理由があるはずと思うのだ。

筋肉で支えるのではなく、骨を主体にして支えるのにも欠点はある。ヘルニアである。腰痛であれ、頚椎であれ、骨(軟骨)への負荷がヘルニアを起こす。かと言って骨への負荷を減らせば今度は筋肉に支障をきたすので難しい。

いずれにしろ、頭部は、首の左右ではなく、首の後ろで支える方が良いようだ。何故ならそこにあるのが主要筋だから。もちろん、そうやって何かを変えたら別の場所で症状が出るのだろう。

これまで首と肩がほとんど一体化しており、協調して回っていた。これを別々にする。そうやって肩の両側から首の間に一本の棒があった状態を解消したのだから、それがスイングに影響しないはずはない。

肩の回転が自由になった気がする。また内臓を腹筋ではなく、お腹の両側の筋肉で支えるようになった。

支えている筋肉を変えるのは、つっかえ棒を変える事と同義だから、スイングに大きな影響を与えるはずだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿