気の知れた仲間とチーム戦をするのも興味ふかいものである。チーム戦では迷惑を掛けられないという思いが新しい緊張感を生む。これがゴルフの新しい表情を見せる。
チーム戦ではスコアよりも相手に勝利する方にフォーカスが移る。そこで全員が低レベルなスコアでも、緊張感は高まるので競技としての楽しさは別格になる。緊張感をもってゴルフが出来るのでスコアの向上にも寄与しそうである。ところが不思議とスコアはあまり変わらないようである。
一般的にホールごとのスコアの合計で勝敗を決める。この方式はルールが簡単であるが、途中で誰か一人が大叩きするとそこで勝負が終わってしまう。割合早い段階で終わってしまうと少し詰まらない。囲碁ならば中押しができるが、ゴルフでは途中で棄権するわけにもいかない。チーム戦の途中で緊張感が解けてしまうのが惜しい。
そこで単なる勝ち負けではなくスコアに重みを付けて得失点差で勝負する。パー、ボギーなどに点数を付け、得失点制とする。例えば、バーディ(-3) パー(-1) ボギー(1) ダブルボギー(3) トリプルボギー(5)などと決めれば、仮に勝敗は決まったとしても、少しでも得失点差を縮めようとするので勝負を投げずに済む。
ホールごとにお互いがマークする相手を宣言する方法もある。A さんは C さんと勝負する。B さんは D さんと勝負する。対戦相手を一人に決めて雌雄を決する。勝敗の組み合わせは 2勝、1勝1敗、2敗という組み合わせになる。
この時に、組み合わせに主従を決める。そして得点は主と従では違うものにする。例えば主が勝てば 2 点、従なら 1 点というように得点を配分する。この得点とスコア差を乗算して得失点差を決める。
これらをホールごとにお互いが宣言する。ホールごとに同じ結果でも宣言の仕方次第で得点が変わる。同じ負けでも得点に差が出る。ゴルフにホールごとの勝敗の予測や戦略性が付与されると思う。
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