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2013年12月1日日曜日

練習場より 2013.12.01号 - へび理論

前回、左腕の角度を考えた。

左腕と体を平行にする事は物理的、生理的に不可能である。この意識と実際の体の形の差異が、トップの違和感を生み、スイングの不安定さの原因と考える。

更に一歩進める。

左腕がまっすぐであると言う思い込み。

トップで左腕がまっすぐであるのはいい。しかし状態とプロセス(過程)を混合してはならない。トップで真っ直ぐである事と、トップへ至る過程が真っ直ぐである事は同じではない。もしそう考えるなら、それは思い込みである。

Practice 2011/02/26 - 二の腕 で二の腕でスイングする、と書いた。ここに至り、二の腕の考えは訂正する。

トップの時、左腕が動く。その時の意識は、クラブの先端から上がってゆく、が従来のイメージである。左腕はまっすぐにする、とイメージしていた。

これを訂正し、左腕を体に巻き付けるようにする。

へびが体をまき巻き付ける様に左腕を体に巻き付けようとする。言い替えるなら、最初に二の腕 (上腕骨) が動く。その次に前腕(尺骨)が動き、次に手が動き、最期にクラブが動く。

直線、まっすぐと言うより、体に巻き付ける。体と平行ではなく直線でもない。

これは僕にとっては画期的だ。

トップを作るまでは力んでも、力が入っても良い。しかしトップで方向が逆転しスイングに転じる時は、力は抜けなければならない。

スイングの段に至り力を与えるのは間違いで、何も与えないのが、もっともパワーを生み出す。

そう考えた。

2013年11月24日日曜日

練習場より 2013.11.24号 - トップの考え方

さて、受付の女性のおばさんになりつつそのある若さに驚嘆しつつ、練習場に居る。

この世界には3次元と2次元があり、3次元と2次元で何が違うかと言えばと交わりの概念が大きく違うわけである。

交わりと言えばユークリッド (エウクレイデス) の 5 番目の公準である。
任意の直線上にない一点を通る平行な直線がただ一本存在する

これを満たさない空間が存在する。それが双曲幾何学である。他に球面幾何学などもある。とは言ってもこれらは2次元の話しである。

さて、3次元と言えばポワンカレの位相幾何学(トポロジー)であろうか。これによると人間は口を開いた状態ならドーナツと同じであるし、口を閉じれば球と同じである。

ということは次のように言える。体から飛び出した左腕はどう動かそうともトップの位置で体と並行にはなれない。

ボールの飛行方向に対して、体が並行ならば、左腕は斜めになるし、左腕が並行ならば、体は傾く。頑張れば体を前傾にして右肩を前に出す事で並行に近くする事は出来る。

それでも肩の関節が体の側面にある以上、平行はありえない。

よって左腕を体と並行に動かそうとする意識は間違いである。必ず左腕はボールの飛行方向に対して斜めである。それを意識せず、平行と思いこめば体が斜めになる。この辺りでこんがらがると方向性が悪くなる。

この思い込み(体と腕を並行にする)はひとつの形を作っているはずなので、これを訂正すれば、違和感を感じることなく右肩の斜め前に左腕を持ち上げ、そこから振り下ろす事が出来る。

意識すべきは、斜めに構えた所から、ボールの飛ばしたい方向にクラブを動かす事である。

テニスのサーブがそうである様に自分が思っているよりも体はしなったり、手首が回転したりするので、真っ直ぐに当てればいいという訳ではない。

そこで手首の話しである。へんな意識で振ってしまうと手首がおかしな方向に曲がる。手首を痛めないように打つ必要がある。

通常、トップでは、手首は、親指側に向かい、スイングで小指側に向かう。間違っても甲の側に曲がったりはしない。だけれどもそこに手首の返しが加わるわけで、小指の方向へ動いたものが、手の甲方向に折れ、甲が立ち、そのまま人差し指方向に力が抜ける事になる。

このあたり、アイアンでは割りと簡単にできる。アニカがウッドなんて簡単よ、芝の上を滑らすように打つだけですもの、と天才の戯れ言をのたまっていたのだが、アマチュアには激ムズである。

アイアンとウッドの打ち方は同じものなのか、それとも違うのか。違うように見えるのは物理特性からくる要件で、打ち方としては同じかも知れない。それとも物理特性やクラブで打ち方は変わるべきか。

しかしこれは軍隊における兵器の使用と同じで、同じクラブでも運用により変わるはずである。そして求めるものが違えば使い方も変わり、打ち方が変わっても不思議はない。

しかし今の所、ただ一種類のスイングを追求している。

2013年10月26日土曜日

練習場より 2013.10.26号 - 最大点と最高点

ポテンシャルとして持っている力が増えれば比例して通常の威力が増すと考えるのは、想像に難くない。しかしフルパワーを与えるのがもっとも威力があると考えるのは短絡に過ぎる。エンジンのトルク曲線にあるように、エンジンの回転数とトルクと馬力は比例ではない。回転を上げ過ぎると力は垂れてゆく。

反省とは再現する事と言えよう。つま先下がり、かかと下がりは重心の置き方である程度は再現できる。それを練習場で試してみてコースでの状況を再現させてみる。背中の角度を意識する事が大切と思われる。背中の角度によって腕の角度が決まる。ある程度の前傾姿勢を保たなければ駄目なようだ。胸を張った状態ではない。

疲れてくると失敗の可能性が高まる。軽く振ってるつもりでも失敗する。背中の角度を意識しても失敗する。そういう時にどう対応すべきか。どう切り替えるか。

2013年10月16日水曜日

練習場より 2013.10.16号 - 右腕の力みと緊張とテンションと

グリップをベースボールに変えてから調子がいい。

もちろん調子がいいから結果もいい訳ではない。

だが色々な発見があって面白い。

グリップには一体感も重要だが本人に合っているかどうかも重要だ。

プロの様な深刻な一打で争うのなら、グリップひとつも経験的にも論理的にも突き詰める必要があるし、それがL吉なものだろう。

だがこちらはアマチュア。

アマチュアの強さは気に入ったら、非論理的でも宗教的でも好んで使える所にある。

スイングでは左腕はパワーを与える重要な役割を持っている。

だからと言ってスイングの間中、ずうっと左腕の筋肉が緊張していればいいものではない。

力みを取る事と筋肉の緊張をほどく事は違う。

力を抜くとは緊張はさせておくが緊張はさせない状態だ。

どうも人間はボディービルダーのような状態がパワーが入っている状態と勘違いするので困る。

スイングでは動の左腕に対して、静の右腕である。

左腕からは緊張を外に追い出す。

左腕には力が入っていないように感じらる方が十分にパワーは与えられる。

一方の右腕は左腕の軌道が外れないように監視する役割がある。少しだてテンションを持っている方がいい。

右腕がテンションは、背中の筋肉で行うようだ。腕の筋肉ではない。

右腕を操る筋肉は腰の方から背中までの筋肉が参加しているわけだ。

これがテンションの正体だとすると、恐らく、腰から下の筋肉にも影響を与えているはずだ。

右腕のテンションが左腕が軌道を外れようとした時に防ぐ。

テンションとは、リラックスした状態であり、力が抜けた状態でもある。

縮まったバネではない、伸び切ったバネでもない。

少しだけ余裕のある糸のようなもので、ピンと張ろうとしたら直ぐに応力を返すいう感じだ。

この右腕が参加してくるとフィニッシュが決まり始める。

右腕が軌道を作るからだ。

そして右腕が参加するとスイングは首から右肩の間が中心になるようだ。

左に動き過ぎるのがガードされるらしい。

2013年10月14日月曜日

練習場より 2013.10.14号 - Secrets of the Master

ゴルフの書籍は、数多くあります。しかし、その多くは技術指南であったりゴルフへの愛情の吐露だったりします。

ゴルフは往々に人生に例えられます。けれどもその割に優れたエッセイは少ないものです。

人生と全く同じとは言えないまでも、ゴルフは人生と似ています。理不尽で不運と偶然の憎しみがそこにはあります。その横をトンボが飛び、わずかな友情と幸運だけがたよりです。

美しい自然や自分ではどうしようもない風、天候、ラッキーとアンラッキーの錯綜、まるで人生のようです。

ですからゴルフを通じて人生そのもののようなエッセイが書かれてもいいはずだと思っていました。

たまたま手にした「ボビー・ジョーンズ ゴルフの神髄」はそんな一冊です。この本から彼のあたたかな視線や笑い声が聞こえてくるようです。陽射しのよいコースで芝の匂いを感じながら歩く、そんな雰囲気がしてきます。

いわゆる人生のひと時に違いありません。

(ボビー・ジョーンズの映画では主役がPERSON of INTERESTの人)

PERSON of INTERESTはお奨め。

(フランシス・ウィメットを描いたグレイテスト・ゲームの主役はトランスフォーマーの人)

P.S.
医者が主人公のまんがは、あんまり多くありません。しかし、人の命をあずかっている重大な仕事ですから、そのドラマはいくらでも作れるはずです。
ブラック・ジャックとは、金属製(昔は革製だった)のコップのことですが、海賊の旗 - あのがい骨をぶっちがえたマーク - の意味もあります。お金をふんだくり、荒っぽくメスを切りきざむというわけで、海賊に見立てたのです。いわゆる「ブラック・ジャック」というトランプのゲームとは関係ありません。

2013年10月8日火曜日

練習場より 2013.10.08号 - ベースボールグリップ

グリップを変えた。

インターロックグリップはやめた。

ではオーバーラッピングかと言えば違う。

これらは、手が小さい人、指が短い人にはお奨めできない。

というわけで採用されたのがベースボールグリップだ。

ものの本によれば左右の一体感に欠けるため方向性に難あり、とある。

そうかもしれない。

だが一体感がないからこそ、左右の腕の役割に気付けるとも言える。

力を伝える左腕。

インパクト後に左腕の軌道を変えフィニッシュの形へとガイドする右腕。

インパクトを終え左腕が左側に突入した時に

右腕がテコの力でクラブに働きかけフォロースルーの形を作る。

これがないと左腕は軌道を変えられない。

この働きを両腕の一体感で自動化するのがインターロックグリップなら、

ばらばらにしておいて意識しやすいのがベースボールグリップとも言える。

意識をすれば安定性は欠く。

だからフォロースルーを意識の上に載せておかないと上手く行かない。

首と右肩が左に突っ込み過ぎないような意識もいる。

この辺りは好き好きだけれども、

ベースボールグリップは一度試しておく価値はある。

2013年9月12日木曜日

練習場より 2013.09.12号 - 縦型と横型の構え

トップよりもスタンスの方だ。

これが今の心境だ。

スタンスでクラブの位置と腕の位置が決まる。腕の位置は、腰の高さ、腰の左右の位置、腰と腕の距離でクリッピングされる三次元情報である。これがボールがヒットした時に、同じ位置関係になるようにする事がスイングであると思われる。

クラブの長さを底辺とした時に腕の位置、ボールの位置から三角形が生まれる。これと腰の位置の関係に着目する。スタンスの時とインパクト時に腰が同じ位置にあるとは限らない。それでも腰と腕の関係はスタンスの時とインパクト時で同じにする事が重要と思われる。

横向きスポーツの特徴は、縦向き(正面向き)と比べて安定性が悪い。スキーとスノーボード、車と単車など、傾きに対するアプローチが全く異なる。

一方でラケットを持ったりボールを投げるスポーツでは縦型は少なく、移動距離を最大にするために、横向きの形を作る事が多い。それでも横向きはどこかで縦向きに変わる必要がある。横向きで移動距離を最大にして加速を与え、正面を向く事で方向性を与える。ゴルフではスタンスからトップ、インパクトまでは横向きではあっても、そのあとのフォローは正面向きになる。これは多くのスポーツの特徴と一致する。

この縦向き (正面向き) にするのは、長い距離を移動した力を最後に吸収するのが目的であり、それには横に流すよりも、正面向きにしてゴルフなら上に投げるようにする。

これは下から上の動きを作り出すには横向きよりも正面向きの方がスムーズである事を意味する。フォロースルーで減速させるためには、その前から減速する準備が必要である。減速方向の力はスイングに影響するから、フォロースルーの体勢にきれいに動く事はスイングを減速させない点でも重要である。

もしかしたらインパクトはフォロースルーに入ってから発生するのかも知れない。

フォロースルーは縦向きで行う。インパクトの時に体の体勢について考えるというのは前にも書いたが、腰の位置の関係を同じにして通す事でスイングはスムーズに、減速することなく、スイングからフォロースルーへと体勢を繋げることもできると思われる。
という点を明日のコースで試したいと考えている。

あとグリップを変えようかと思う。

インターロッキングは止めようと思う。どうも左手の人差し指が擦れて痛い。これはグリップが悪いのとスイングが悪いせいとは思うのだが、まずはグリップを変える事で矯正してみたい。

2013年8月19日月曜日

練習場より 2013.08.19号 - 息を吐きながら

スイングは、アドレス、スタンス、トップ、インパクト、フォロースルーに分解する事ができる。

そのおのおのに注意すべき点はあるが、全体を通じての呼吸にも注目するべきと思う。

野球やテニスではインパクト時に息を吐くと言う。ボクシングや古武術でも息を吐くそうだ。剣道でも打ち込む時に発声するのは息を吐くためだ。ならば、ゴルフスイングでも、トップまでを吸い、インパクトに併せて吐くのではないか。多くは息を止めているのだが、恐らく吐きながらの方が良いみたいだ。

これは吐いてからスイングするのではなく、吐きながらスイングするという意味だ。インパクトの瞬間まで息を吐き続ける。

何故そう成るのだろう乎。

体の中に空気を入れると、体の反発力は増す。風船が跳ねるのと同じ原理だ。トップまでは形作りであり、吸った空気で体を安定させる。

インパクトに向けて、体をより小さくする。お腹も引っ込む方がいい。お腹が引けば、スイングの通り道が広がる。スムーズに腕が抜けることはスイングの減速要因を失くすことに繋がる。ここで体を小さくするのに有用なのが息を吐く事だ。

という考えがあるのだが、実際の処は分からない。

それでも、腹筋の使い方と呼吸は密接に影響しているようで、トップからは息を吐きながらスイングした方がいいと感じた。

2013年8月4日日曜日

練習場より 2013.08.04号 - お腹よ、ひっこめ!

何事であれ準備運動というものは必要である。

ゴルフを始める前にも屈伸したり肩や腰を廻しておくのは大切である。

ショットをスムーズにするだけでなく怪我の防止や違和感を感じたりなどのチェックになる。

準備運動で動かす所は動くべき所だ。自然と体中の関節が中心となる。関節の周りの筋肉を動かすことで準備になる。

つまり、使うべきところは前もって動かしておく方がいいのである。

そこでひとつ取り入れたいのが腹式呼吸だ。

大きくお腹を出す、ひっこめる。

これをやっておく。

お腹は関節ではないので準備運動で動かすことは少ない。

だけれどもお腹は確実に使う。

スイングの時はお腹をひっこめるからだ。

トップの違和感は、トップ位置で筋肉が緩むために起きる。

だからトップ位置でも筋肉を緩ませないように準備運動するのもよい。

ラジオ体操は準備運動としてはいいが、基本的には反動を使って筋肉を緩ませる。

それと同時にストレッチのように筋肉が緊張した状態のまま止めておくことも準備運動としてよいと思われる。

準備運動でそういう動きをしておく事がスイングでの意識にも繋がる。

・腹式呼吸
スイングの最中にお腹を引っ込める

・左腕を右にもっていき固定する
トップの時に左腕の緊張を解かない

・左肩と右肩を同時に左右に廻す
トップの時に左肩と連動して右肩も動く


あと4スタンス理論ってものもある。

人は緊張した時の対応の仕方が性質としてあるらしく、それはパターン別けできる。

タイガーウッズなどは緊張した時には舌を出してリラックスするタイプであるとか、そういうものらしい。

で自分がどういうタイプであるかによって、自分にしっくりくる体の使い方も変わるはずだよね、というもの。

2013年7月15日月曜日

練習場より 2013.07.15号 - 右肘

肘というものがある。肩と手の間にある関節であり、動きの自由度も高い。

格闘技ではもっとも危険な部位のひとつであり、肘での攻撃は反則として禁止される武道も多い。

肘というものは、手を動かす時に重要な役割をしている。肘の向きによって手の可動域が決まる。肘の向きが違えば可動方向が異なる。そして肩を動かすときは肘から動く方が簡単である。

しかし肘の向きを上にするか下にするかで腕の可動領域は全然違うし、合わせて肩の動きも変わる。

トップを作る時も右肘は動いている。右肘が下を向いているのか、上を向いているのかで動きは変わる。

クラブを動かす時に、右肘を上を向いてあげようとするのか、下を向いてあげようとするのかによりトップの形も肩の動きも変わる。

右肘が上を向いていると上下の可動域は狭くなる。トップを作った時に、そのために右肩を大きく上にあげようとする力がより強く加わる。

脇を締めなさいというのは、この肘の話しをしていると言える。肘が上から上がってしまうと脇は閉まらない。

しかし、右肘を上にした方が、軽い力で早く動かす事ができる。 だから知らぬ間に肘が上を向いてしまう場合が出てしまう。特に疲れていたり、筋力が落ちて来たりした時に。

これは意識的に注意して練習する方がいいと思われる。

2013年7月1日月曜日

練習場より 2013.07.01号 - 秘伝

一月振りの練習であるが、一回コツを掴んでしまえば、一月のブランクがあっても、振り出しに戻るといった感はない。

コツを言語化するのは難しい。コツとは、バラバラなものをひとつに纏めたものなので、それを言語でバラバラにする事は、コツの再現にはならないし、それで他人に伝わるはずもない。

コツを掴むと言えば、もっとも身近なものに自転車がある。一度自転車に乗れるようになった人は、長い間を乗らなくともすぐに乗り方を忘れないものだ。

自転車というものは、それを習得する時期も大いに関係すると思うが、コツを掴みやすい道具のひとつであろう。それと比べるとゴルフスイングはコツがつかみ難い部類だ。これはひとつに道具からのフィードバックが関係していると思われる。

自転車はどう運転しようと、こけるかこけないか明白だ。ゴルフはとりあえず飛ぶ。手応えもある。コツなんかいっさい掴んでなくとも、打ててしまうし、スコアにも関係しない。

コツというものはきっと幾つもあるんだろうと思う。自転車に乗るコツを掴んでいる人は大勢いる。だけれども、自転車に乗れる人の全員が、バイクトライアルで岩場を自由自在に走り回れる訳ではない。

同じ様に、ゴルフスイングのコツを捕まえたと思っても、それは最初の門をくぐったに過ぎない。恐らく、名人やプロという人たちはもっと多くのコツを掴んでいる。

僕が掴んだのは、左上、左肩、左脇が一体となってればいいんだよ、くらいのものであって、それだけでグンと良くなると思うが、恐らく、これは個人的な経験に過ぎない。このコツが誰にでも伝わるように言語化できればいいと思うのだが。

ともあれ、コツを掴むまでに長い時間がかかる人もいれば、あっという間に掴む人もいる。野球にしろ、テニスにしろ、例えばボールを投げる、打つ、サーブをする、それぞれにコツがあるんだろうと思われる。それらの共通イメージを覚えてしまえば、長く楽しめると思う。

そして、コツは、自分で分かるまでやってみるしかない。ああ、これだ。という感じがあって、それは、有り無しのものとしてはっきりと分かる。だいたいひとつのコツを掴めば、ほぼそれで趣味の世界は十分と思われる。それを研ぐだけで一生使えそうである。

同じスイングに見えて、コツを掴んでいる人もいれば、コツを掴んでいない人もいる。ひとつのコツを磨き上げて突き詰めた人もいれば、多くのコツを発見した人もいる。

どれもゴルフスイングだ。見た目は変わらない。変わらないように見える。だけれど、見る人が見れば、違いが分かるのかも知れない。細部に注目すれば、全く違うものとさえ言えるかも知れない。念と燃だ。

コツを漢字にすれば、骨である。勘所や要領ともほぼ同義である。所が、コツは、言葉にはならない、身振りにもならない。実際にやってみて自ら治めるしかない。そう考えると、秘伝というようなものって何だろうか、と思えなくもない。言葉で伝えるとはそこに何が込められているのだろうか。

一番大切なものは言葉では残せない。それがあるとは言えるが、どこに、どのように、どうあるかは伝えられない、伝えようとしても、伝わるとは限らない。それでも分かる者には分かる。それはお互いの思い込みかも知れないが。それで十分ではないか、が言葉というものである。

伝わるか、伝わらないかではない。伝えようとした、それでもう十分ではないか、と言うのが言葉だ、そういう話。

2013年5月31日金曜日

練習場より 2013.05.31号 - コツ

コツを体得するのとそれを言語化するのは異なる。コツを言語化するのは難しいもののひとつだ。

だけど、上手い下手というのはコツの掴み方で大きく変わる。脳は理解している、だけど僕は理解していない。

野球であれ、サッカーであれ、ゴルフであれ、スポーツならほとんど全て、体を使うものにはコツがある。

囲碁であれ将棋であれ、ルールのある処には必ずコツのようなものがある。

自転車にもコツがある。重力と力学というルールに人間がコツを会得するものだ。

車の運転にもコツはある。車幅感覚がコツのひとつになるだろう。

コツがある事は教えられても、どういうものであるかを伝えるのは難しい。それを伝えるのが上達の一番の近道とは知っていても難しい。

だがコツとは何であるかと考えると、それは人間の運動におけるバイパスと思われる。随意運動にバイパスを作る事だ。それは全面的に正しいとして動く事である。意識を排除した随意運動であり、反射運動に近い。

ゴルフスイングでは、脇の締め方、腕の通し方となる。どこを通すべきかといえば、動きやすいルートがある。それを見つけるのがコツと言える。

たぶん、これがゴルフスイングのコツじゃないかな、と思うのだけど、それが本当であるかは分からない。それを上手く伝えるのも難しい。

肩を廻すと言うより、右肩と左肩の連動と言うより、腕が通ってゆく感じ。ここを通れば上手くゆく、という感じ方をしている。

但しそれだけでは上手くいかない。ウッドも上手く行かないし、どうもスライス系のボールに逆戻りしている。気を付けなければすぐにスライスになりそうだ。

それでも、たぶんこれがコツだよね、というものが見つけられた気がする。

トップに位置づける。左手首の角度は動かさないように。スイングする時は、左肩から伸びた腕、それと連動する右腕、これが通る。雰囲気は、欽ちゃん走りの腕の振り方に近い。

スイングでは右腕、右肩が邪魔をしているパターンが多い。それをしないようにする。

という感じでコツが掴めたようだ。

明日のコースで試してみる。

2013年5月30日木曜日

練習場より 2013.05.30号 - 過ぎたるは猶及ばざるが如し

巻六先進第十一 16
子貢問 (子貢問う)
師與商也孰賢乎 (師と商とはいずれがまされるか)
子曰 (子いわく)
師也過、商也不及 (師は過ぎたり、商は及ばず)
曰 (曰わく)
然則師愈與 (然らばすなわち師がまされるか)
子曰 (子いわく)
過猶不及也 (過ぎたるは猶及ばざるが如し)

だが、意識のし過ぎは、無意識よりも悪い。

トップである。トップでの違和感というものは、重要な指摘である。

それを見つけようとした結果、どうやら右腕に関係していたようだ。

左腕も右腕も力を抜いたまま、左手首の角度を保ったままトップを作る。このとき右腕を無意識のままにしておくと悪い方向に力を与えるかもしれない。それくらいなら右腕をきちんと意識して位置付ける。

スイング中に右腕がスイングの邪魔をしないようにする。右腕を押したり引いたりすればスイングの軌道が変わる。アウトサイドインやインサイドアウトの軌道がスライスやフックの原因になる。

左腕が大きく右側に入り込むとき、右肩もこれと連動するはずだ。右肩が連動して移動しなかったり左肩に押されて上下に逃げるよりも、そのまま背中側に移動する方が良いだろう。左肩と右肩の関係に気を付ける。

もうひとつ違和感を感じるのに右側腹部がある。ここが一番ねじれている。このねじれた形をきちんとスイングで正しい方向に戻さなければ軌道を変える原因になる。

スイングにはいくつかのポイントがある。コース上でも終盤ともなれば疲れからへんな意識が頭をもたげてくる。さっきまで何も考えずに打てていたものが、意識したとたんに打ち方が分からなくなる。分からなくなれば迷う。それがスイングを崩す。

左手首の角度を変えないようにトップを作る事。トップでは右腕が邪魔しないようにする事。左肩を右に入れ込む事。ねじれた右腹がスイング中に左右前後に移動しないようにする事。右腕が邪魔しないようにスイングする事(右わきが大きく開かない事)。

これらを忘れた時にどう打つべきか。ある一点だけに意識が集中するかも知れない。それが最後の頼みの綱になる。疲れ切って、更に頭が真っ白になった時に、本当のスイングと出会えるわけである。

意識のし過ぎは悪い、だが無意識だけでは乗り切れない。

2013年5月23日木曜日

練習場より 2013.05.23号 - 三角形

ゴルフ…。私は貴方を許さない!私はずっと貴方の忠実なしもべだった。でももう沢山だ!!

そうでしょう。貴方にハマったのが私です。ゴルファーで有り、アマチュアです。しかし見て下さい!

行く度に上手く行かなくて、色々見直して、スパイラルに元の場所に戻って。どうしても決定的なスイングが見つからない。見つけたと思っても、暫くすればまた不満が出てくる…

腕の通る軌道、ヘッドが通る軌道は違う。

スタンスを取っている時、肩を軸として、手とクラブヘッドは一直線ではない。手首に角度があり、曲がっている。横から見て肩、手、ヘッドを ABC とすれば、ABC は三角形を作る。B と C はスイングによって円を作る。円周の長さは違っていて C の方が明らかに長い。

さて、スタンスの時に最初に出来た ABC とボールにヒットした時の ABC は同じ形だろうか?それともその時よりはより直線に近い ABC になっているだろうか?

スタンスで ABC を作りトップで一直線に近くなり、スイングでまた ABC の形になろうとする三角形のイメージ。こういう事をアニメーションのモデルで示せられれば面白いのだが・・・。

2013年4月30日火曜日

練習場より 2013.04.30号 - 右の脇腹

これまで背中側に意識があった。

ところで、そうではなかろうという事に気が付いた。

バックスイングからトップの時に感じる違和感が、右脇腹の筋肉を使っていないため、という結論に達した。

スイングには色々あるが、右脇腹の緊張を左脇腹へ移す事ではないか、がスイングの基本ではないか。

この腹筋の使い方が大切であり、ここがしっかりしていればブレも少なくなる。

脚が砲塔を支える土台、肩の動きを砲身だとすれば、脇腹は砲塔だ。

ここの動きが安定すると方向性が良くなると思う。

2013年3月22日金曜日

練習場より 2013.03.22号 - ボールの衝撃

さて、ボールとクラブがヒットする瞬間である。

素振りならプロ並みという人がいる。これはボールがあるとスイングが変わる事を意味している。ボールの重さは規格で決まっており、1.62 オンス(45.93g)以下である。重いとは言えない重量である。

それでもクラブヘッドの速度と質量がこの 46g のボールに当たった時には予想以上に強い衝撃が発生する。それまで 0 だった抵抗がピコンとあがる。つまり素振りとの違いは、当たった時の体勢にあると言える。

ボールに当たった時にどういう体勢でいるのが望ましいか。これが重要だ。この当たった瞬間にどういう体勢を取っているかにより、スイングが崩れるか、衝撃に負けることなくボールを飛ばせられるかの肝となる。この形が分かってない間はスイングは素振りと変わらない。素振りは体の流し方を理解するにはよいが、ボールの衝撃が足りない。

ボールに当たる瞬間を祈りに例えた事もあるが、今回は当たった瞬間の体の形について考える。ボールの衝撃は小さいとはいえ 50g のボールを 240yard (220m) 飛ばす力である。

トップの形は、左腕が右側に動くため、左腕と右肩は押し合う。そのため右肩に力が入っていると勘違いする。ここに力があると感じれば、スイングが始まった瞬間に力に負けないようにと無意識に力が入ろうとする。筋肉同士が押し合っている状況を力と勘違いしているわけだ。

スイングではボールと当たるまで拮抗する力は必要ない。力みとは、基本的に力に反発しようとするものだろう。とすれば、力みの使い所はボールに当たる瞬間であり、その前でも後でもない。当たる時にだけピコンと電圧が上がるように力が加わればいいはずである。

ボールと当たる瞬間の形を意識したい。これが力と対抗できる形であるかを意識してみたい。体がどうなっていれば力と拮抗できるか。そうしないとボールと当たった瞬間に体はバランスを崩す。崩しても分からないくらいに崩れであろう。ボールと当たった瞬間は時間にして 0.1ミリ秒くらいか。それだけの間を崩されずに耐えられれば、ボールに当たってボールが反発して飛んで行くまでの間、十分と思う。この短い間さえ体を支えられれば、クラブは押し戻される事なくフェースの角度も変わる事がなくスイングできるだろう。

これはこれまで推察してきた中で最も大切な基本と思う。気付いてしまえば単純だ。ボールに当たるまでの軌道や速度よりもこちらの方がより重要だ。当たった瞬間に耐えるだけの力が必要というだけの話しだ。そのための体勢を取ろうというだけの話しだ。逆に言えばそれだけでいい。ボールに当たるまでは必要ないが、当たった瞬間にだけ必要となり、それが終われば消えてしまう力。

スイングの中にはほんの 0.000001 秒であるが、ボールと拮抗するためにクラブは減速、または速度 0 になる。ここを正しく乗り切る事がスイングでもっとも大切だと今になって発見した次第である。

2013年3月14日木曜日

練習場より 2013.03.14号 - 祈り

長い練習の休みから戻るとそこは新しいスイングだった。

祈り。

世界にはまだ戦争の中にいる人達、食べ物に餓えた人達、犯罪に巻き込まれる人たち。

そういう人達のために祈りがある。

それと同じ様にゴルフのスイングにもまた祈りが必要だ。

そういう事に祈るのはけっして褒められたものではない。

神様、風の神様、どうかみんなを守って。

「神様、ゴルフの神様、どうかボールにクラブがきちっと当たってください」

逆に言えば、ボールに当たる時以外は意識しない方がいい。

トップからスイングを始める時にどうしても飛ばそうとして力む、僕らの力の意識は、どうやら宇宙空間にあるあらしい。

何故なら、最初に与えた加速がその後まで残ると考えているらしいから。

最初に与えた加速がスイングでもっとも大切と思っているらしいから。

ゴルフのスイングの加速はもっとゆっくりと与えていい。

スイングの始動は、そのような力を与えるとか、加速をさせる場所ではない。

こういった意識を取り除くために祈りが必要となるのだ。

ただボールに当たって、と祈りなさい。

その方がずっといい。

そうするとクラブはボールに当たる。

もっといい形で。

邪念は取り除くのが難しい。

だから祈りがある。

トップでは力まない。

スイング中もスピードを与えようとしない。

ただボールに当たりますように。

その時はこれくらいの強さで。

それだけでいい。

ゴルフの神様、ボールにちゃんと当たってください。

願わくば、少しだけでも世界が平和になりますように!

2013年1月24日木曜日

練習場より 2013.01.24号 - ボールに当たった後に大きな弧を描く

車の FR と FF ではその運転特性は大きく違うそうである。スイングの軌道をボールに当たる前と当たる後で分けてみれば、当たる前に力を意識するのは FR であろう。当たった後に力を意識するのは FF であろう。

僕はゴルフスイングとは FR であると考えていた。ボールに当たるまでが重要である。ボールが当たった後にどれだけの事をしても遅い。だからどちらかと言えば右側に集中したスイングをイメージしていた。だから当たった後の事は惰性で適当にと考えていた。

それが今日の練習で見事に吹き飛んだ。ボールに当たる迄の軌道と、ボールに当たった後の軌道は、同じではない。ボールに当たる迄の軌道を大きくすれば良いのではない。クラブヘッドがボールに当たりボールが飛んで行った後のスイング軌道の方を大きくすべきだ。それは左側から引っ張るようにスイングする感じであるし、ボールにクラブが当たった後こそを一生懸命スイングする方がよいという感じだ。

スイングはこんな感じ。
  • スタンスを飛線に対して水平にする。
  • トップを作る。体の重心は左右にずらし過ぎない事。
  • 右肩の位置を左に動かさないようにスイングを始める。トップで作成した右肩の角度を動かさないようにする事。
  • グリップは掌底で包み込むようにし指に力を入れない。これによって手はぶらぶらになり、肩とクラブヘッドがスイングの流れに乗り易くなる。
  • スイングで重要なのは振る事ではない。振り切りである。つまりボールに当たった後に大きな弧を描くようにする事。

ボールに当たった後を大きくしようとするすれば、左足に体重が乗る、踏ん張りが効く、それで力強いスイングになる。これを簡単に体験したければ、雪かきを体験するのが一番いい。スコップで雪を遠くに投げる動作は人間が持つ基本的な下から物を遠くへ投げる動作だ。

フィニッシュはスイングの採点表という話があるが、それは正しくないと今は思う。フィニッシュは大きな弧を描くから得られる結果だ。

よし。

今週のゴルフコースでは目に物を披露したい。

少しだけ K が言っていたゴルフスイングの姿に近づきつつある気がする。それが少しだけ気に食わないが・・

2013年1月21日月曜日

練習場より 2013.01.21号 - 掌のグリップ

グリップについてようやく発見ができた。

グリップとはゴルフクラブを握る事をいうが、この時にギュッと握ってはいけない。女の子の手と同じだ。軽くスイングした時に、クラブが遠心力で外側に伸びるのが感じられる、くらいに握るのがよい。

そのためには、手のひらの底 (掌底) で挟み込むくらいがいい。指はグリップを軽く抱え込むくらいだ。スイングはこの抜けそうになるのを感じるくらいがいい。

トップの時にグリップが強くなるようなら、オーバートップと言える。トップのし過ぎだ。テイクバックはその前に終わるべきだ。このとき、右肩が体の中心から右方向に動かないように。右肩と右胸の間にスイングの中心があると感じられるように。

グリップを軽く握ると、クラブのしなりも活用できてくる。またクラブの軌道を無理矢理変えるような扱いができない。軽く握っているので軌道を自然に任せるしかなく、強引の蛙が出てこない。だから方向性も安定しやすくなる。

軽く握るといっても指の方に意識があり過ぎると固く握りしめてしまうので、左右の掌底だけで支えるくらいの気持ちの方がよいようだ。

さて今週末のゴルフでは、このスイングを試してくる。それができるのに十分の初コースである。

雪よ、雨よ、風よ、決して降るな、吹くな。