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2013年11月2日土曜日

GOLF 2013.11.02-03号 - ニューセントアンドリュース

人間は風邪を引く。風邪を引くと大概のことはどうでもよくなる。ゴルフもまた同じ。

目の前の事に集中していない。風邪は僕をぼうぼうふらふらにするので、余計な事も考えられない。

この余計な事を考えない状態が、集中するとかゾーンに入るとかに近いのかも知れない。

達観、昔の人はそう呼んだかも知れない。

反省を何度もする。それは同じ事の繰り返しだ。人間の脳は元来が沈黙を好むように出来ていない。それは意識というものが無意識を汲み出し言語化しようとする働きだからだ。常に何かを入力し共鳴しわんわん響く様にできている。

雑念が結果に悪い影響を与える事なら数年前から知っていた。だが知っている事と雑念を払う事は違う。それは目の前に相武紗希が裸でいるのが如し。

風邪は雑念を駆逐する。これは凄い発見だ。風邪を引けば新垣結衣が裸で居ようともなにも反応しない。

これをどうやって人工的に作り出すか。

喉が痛くて話しが出来ない。母音が特に痛い。子音の多い英語の方が喉への負担が少ないようだ。YES, No, SonOfaBitch, Oops だけが口から出る。日本語は痛い。

自分の声が変って聞こえるので違う人間になった気がする。おしの人の苦労も少しだけ分かった気がする。音声で言葉を伝えられないのは不便だ。手話を習おうかと思ったくらいだもの。

風邪のせいでテレビもバカバカしく感じられた。仕事もお気楽になり書くのも適当になりまるで別の人間に変った気分だ。

だがスコアは無情である。風邪を引いた所で良くはならない。初日にホール 16 を叩く。これはいただけない。ひとホールの最高記録である。これは風邪のせいではない。

どうやったらそんなに叩けるのか。たしかグリーンサイドのバンカーで 10, 11, 12 と数えていたのは覚えている。

まぁ仕方がない。これがゴルフというもんだ。ニューセントアンドリュースゴルフクラブはタフで面白い。個人的にはホウライカントリークラブの方が好きだが。

今年のゴルフ合宿。温泉は、馬頭温泉、ラドン付きのなかなかの湯である。どちらかと言えば、今回はゴルフよりも温泉だった。風邪を治すため頑張って入ったのだが、風邪は強かった。それから一週間はフラフラしてた。

2013年10月19日土曜日

GOLF 2013.10.19号 - 立ち直れない時

起きてしまった。もう自分ではどうしようもない。

修正もリカバリも出来やしない。

途中からそれが楽しくなってくる。

どうでもしろだ。

開き直ってから逆転したという話もよく聞く。

だが、そんな都合の良いシナリオなどない。

何をしようがスコアは落ちる一方だ。

4ホールを終わって34(7,9,11,7)。

8ホールなら68という計算になる。

ハーフで70は固い。

うおお凄いぞ。

どうしたらこんなに叩けるのだ。

SWだけで周ってももっといいぞ。

意味が分からない。

落ち込んだ時の立ち直り方なら10くらいある。

でもどれも効かない。

このていたらく。

野口英世の私には分からないもこんな気持ちか。

だが命が取られるわけではない。

何も考えずにショットしてるとなんか楽しい。

スコアを気にせずにやるゴルフって素敵。

緊張から解き放たれるのって楽だな。

ああ。ゴルフってこうでなくちゃ。

ここで立て直そうとしても仕方がない。

どうせ次もミスをして、同じようなバカみたいなショットを叩くのだ。

どうせ立ち直れない。

おれは太平洋戦争中の日本軍かってーの。

一打あたりのコストパフォーマンスは最高にいい。

同じ10000円払っているとして

40打で周ってきた人は一打250円、50打なら200円だ。

70打なら142円だ。

見てくれ、この高い生産性!

この一打の安さ。

生産性の高さ。

もう言葉なんていらない。

反省なんてしない。

反省して安心したいヤツだけが反省すればいいんだ。

疲れが出てきたらスコアが悪くなる。

腰も足も腕も疲れに耐え切れなくなって支え切れない。

そうかそうか。

疲れてきたらスコアが悪くなるなんて、何年も前から知っている。

それでも、何打か、気持ち良く打てた。

ボールが綺麗に飛んで行ったのを僕は覚えている。

これまでにない打感、ボールの飛翔。

そう、気に入った。これまでにないくらい。

スコアよりもずっといいものを見つけた。

それでいいじゃないか。

2013年9月14日土曜日

GOLF 2013.09.14号 - スイングとショットの違い

練習場でするのはスイング、コースでするのはショット。

この違いを知る事は大切だと思う。コースは練習場ではないし、理想のスイングを求める場所でもない。

どれだけ崩れようが Under Control なボールが飛翔し、運の恵みが良い結果がもたらし、スコアに結びつく。

こちらはパターに期待が持てないので、その分をアイアンで敵とのアドバンテージを埋めなければならない。二打目を特に期待するが、スコアに結び付くのは、グリーンまわりのアプローチ、ファーストパットである。ここで数メートルを残すか、もっと寄せらせるかはスコアに直結する。

スコアはそこまで良くなかった。

とくに最初の数ホールで失敗し、5打は損をした。これを取り返すだけの力はなかった。

が、面白い一日だったので良し。

2013年6月1日土曜日

GOLF 2013.06.01号 - 東筑波 - 平時と戦時

平時に於いては我が海軍は政府に働きかけ、多くの予算を配分してもらい、人員を鍛え、幾つもの作戦案を練り、情報の収集に努めております。

しかし、いざ戦争が始まりますと、我々は作戦を成功させる事に全力を尽くすのであります。常識を疑い、敵の虚を付き、あらゆる手段、持てる兵力、人知の全てをただ戦いに勝つ事に投入するのであります。そこには平時の訓練とは、全く反対の状況も起きえます。

もちろん、我々の行動は全て平時の訓練の上に成立するのであります。しかし訓練通りやればよいというものではありません。臨機応変、訓練で築き上げた上に構築しますが、訓練のまま、訓練の延長で済むとは言えないのであります。

もっと言うなら、いざ戦になれば訓練でやったことは全て忘れてもよろしい。既に訓練でやったことは諸君の血となり肉となっているのであります。それを戦に持ってゆく。訓練でやったことは既に古いのであります。

ここで諸君によく申し付けておきます。実際の戦と訓練は同じではない。似ていようとも同じではないのです。訓練は戦の為にするものであります。そして戦は勝つためにするものであります。勝つ為であれば、訓練で培ったものを全て捨て去っても構わないのが道理であります。

わたしはその事をよくよく諸君に伝えておきます。わたしは諸君に意識の切り替えを求めておるのであります。訓練でこうしたから、実戦場でも同じようにすれば上手く行くはずである、という考えはしばしば間違いを起こすのであります。

戦場には戦場の掟があります。それは訓練だけでは知る事が出来ぬのであります。どれほど訓練が優秀であっても、たった一発の弾丸で、我が軍は敗北に至る可能性があるのであります。その一発は訓練では起きず、肝心の戦場で初めて起きる事であります。

だから繰り返し繰り返し良く良く言い聞かせます。戦場は練習の場ではない。断じて諸君は戦場に練習をしに来たのではないのであります。これから打つ一発は、間違いなく、訓練の一発とは違うのであります。より良く打とうとする練度を高める訓練と、戦いを有利に運ぶための一発では意味が違うのであります。

その違いを弁えず、訓練ではうまく行っていたのだと、上手く行かないのは何かがおかしいのだと、その場で立ちすくみ反省しようとし、あまつさえそれを運や環境や敵や練習不足のせいにしたがるものであります。しかしそれではもう遅いんや、であります。そこで必要とされるものはそういう類いのものではないのであります。


我々はゴルフをしに来たのであります、練習をしに来たのではない。早く切り替えなさい。幸いにして今回はゴルフに徹し、46, 49 = 95 (Regular tee) で終りました。

スイングのコツは掴んだつもりですが、スタンスが悪いのやら、体の線が曲がっているのやら、ボールは左方向に飛ぶばかり。だが悪くない。後半にトリプル3つを打ってこのスコアなので良しなのであります。

2013年1月26日土曜日

GOLF 2013.01.26号 - 新西山荘カントリー倶楽部

今までも冬のゴルフ場は何度も経験した。だけれども、これほどまでに寒い日は始めてだ。天気予報によればこの冬最大の寒波が訪れているらしい。東日本の日本海側では20年ぶりの大豪雪らしい。

スキー場にいる方がましと思ったゴルフは始めてだ。カートの乗って移動していると、リフトで山頂に向っているような気がしてきて、もう区別もつかない。ああ、グローブの歌が聞こえて来たよ。冬のゴルフを少し考えねばならぬ、と初めて思った。

さてゴルフである。コースと練習場は違う、というのは今回のテーマである。お昼休みにコースの練習場に行って打ってみたのだが問題ない、いつもの練習場でのスイングになっている。

それが午後のコースに出た日には。

これを K はスイングの問題じゃないと謂う。アドレスの問題だと云う。自分の感覚からすればスタンスがおかしい。どうやらオープン過ぎるらしい(オープン、体が開く、前を向き過ぎている、ボールの飛行線と並行ではなく、進行方向の側で交わる)。もちろん、オーバスイング、オーバトップもある。

平常心、冷静、そういうもので治るようなら苦労はいらない。算数のテストを見て、ケアレスミスばかりね、もっと気を付けて計算しないと、と子供を叱る母親と同じで、子供からすれば、なんの事やらだ。

コースでのノウハウが決定的に不足している。コースと練習場の違いが把握できていない。打ちたい方向と体の向きが並行かとか、つま先下がり、つま先上がり、左足下がり、左足上がり。こういう応用がいる。

もうひとつの違いが足裏への応力である。練習場のコンクリートの上でスイングするのと、砂浜の柔らかい砂の上でスイングするのでは、土台の安定度が違う。コースの芝もコンクリート程は堅くない。バンカーでは足を固定する為に砂にぐりぐりと足を埋め込むものだが、芝生ではやらない。

芝はどうだ?芝ではぐりぐりしない。だがコンクリートとは違う。せめて二~三回でいいから足場の確認をしてもいいんじゃないか。スタンスの前に立つという事が出来ていないのではないか。なぜ多くのゴルファーがワッグルをするか。これは"立ち方"を確認しているのかも知れない。僕達には芝生の上で立つという文化がなさ過ぎるのではないか。

あと寒さ対策である。 IT さんが終わった後に見せてくれたジャンバーは本当に温かかった。こちらの来ているジャンバーなど風が吹けば背中まで一気に冷却される。この違いは大きい。寒さを感じるのは皮膚だから、その 1cm 先で暖かろうが、10m 四方が暖かろうが、地球全体が暖かろうが、どれも快適なのだ。

なるほど、金さえあれば暖かな服装というのは実現可能なのだと認識を新しくした。くう、貧乏人は温かい場所に住めと言う結論か。

しかし、こういう寒さを味わう度に、さてラスコーリニコフのシベリア行きであるとか、日本軍のシベリア抑留であるとか、日露戦争時の中国大陸であるとか、どうやってあの寒さの中を凌いだのか、疑問を感じる。

不思議だ、今なら体力を失ってロシアの大地に埋められる自信だけはある。冬のゴルフ場で一晩過ごすと想像すれば、さて生き延びられるのやら。それでも木に抱き着くと接地した部分は暖かくなる。風が通らなくなり熱が籠るので温かく感じるのだ。