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2011年12月30日金曜日

練習場より 2011.12.30 - アプローチ

今年の最後の練習です。そこで初めてアプローチを打つ面白さ in the golf practice range を知ったのです。

ゴルフクラブを眺めてみましょう。この形は自分より後ろにあるものを掻き出すにはいい形をしています。反対に自分より前にあるものを押し出すには向かない形です。ビリヤードのキューは基本的に自分の重心位置よりも前にあるボールを打ちます。野球のバッティングも同様に重心位置よりも前にヒッティングポイントがあります。

ボールの打つ位置と重心位置の関係は以下の3つがあります。

このうち、機械ではないので毎回同じ位置で打つことは困難です。ではゴルフのヒッティングポイントは重心の前か、後ろか。

勿論、応用や状況によりこれは変化しますがアプローチでは基本は後ろであろうと、そういうショットをしています。

アプローチは力加減といい方向といい難しいくせにスコアに直接結びつく重要なスイングです。ショートゲームと言われる 100 ヤード以内の上手さはゲームへの影響が大きいのです。

これを今までスイング幅をハーフにする、力加減を落とす、スイングスピードを遅くするという考えで対応していました。スイングを調節して打とうとしていたのです。しかし、この打ち方にはショットの面白みが感じられませんし、えらく難しいのです。

そこで新しく見つけた方法はどうやるか。これは後ろにあるボールを掻き出す気分で打つ、というものです。スイングでは、多かれ少なかれ重心は左足に移動します。

この移動した位置から見るとボールは後ろに居ます。後ろにあるボールをクラブで掻き出すように打つのです。そのためにクラブのフェースにはロフト角が付けられています。

アプローチで両足を閉じて打つ場合も考え方は同じです。これはスイングが小さくしたいから閉じるわけではないのです。後ろのものを掻き出すのに体重移動が不要の時は最初からボールとの体の位置を固定するためにそうするのです。

ハンドファーストとはクラブフェースと手の位置関係を言いますが、どちらにせよ打つ時には以下のようになります。

ダウンスイングに入ると重心は左側に寄ります。これは上体が左に移動するという意味ではありません。上体は上下左右動かないのが理想です。そのためには腰の位置が重要です。

ヒットの感覚は後ろにあるボールをクラブで掻き出す感じです。重心位置より前にある、同じ位置にある、後ろにあるボールで試す価値はあります。

一番下でヒットする時と同じくして胸を開くようにします。トップ位置で閉じていた左側を開く意識は、スイングスピードを殺さないために行います。開かれない左胸はスイングの減速要因となります。胸を閉じたままのスイングはブレーキを踏みながらアクセルを踏んでいるようなものです。

胸を開きながらフィニッシュします。

これが最後の練習で見つけたアプローチの楽しさです。この意識で行うショットは何故か楽しい。ハーフだの力加減だのという意識で行うよりも面白く感じられます。

ただしこの考え方のままでドライバーを振ると上手くいきません。ドライバーには少し違う考えが必要そうです。


お試しあれ。

2011年12月27日火曜日

練習場より 2011.12.27 - 左肩の退避

トップの位置からスイングに遷移するとき、左肩の動きはどうなるだろう。人間の肩(腕の関節部)の可動域は上下はもとより、前後に対してもかなり広く、トップの位置では左肩は前に出て右に近づく。左胸は収縮した形を取る。

ここからスイングに移るとき、左肩が前に出ていたり、左胸が収縮していては、スイングの進行方向にあるので妨げにしかならない。だから左肩は後方に移動し、左胸も開き、スイングの進行方向を空ける必要がある。

これは背中左側において筋肉の収縮がある、という事になるだろう。さて、クラブはシャフトの先端に重りがついた構造をしている。だからその重りを効率的に振るという運動も必要だ。

この感じがなかなかに難しい。この重さを生かし切っていないという感じもする。

2011年12月13日火曜日

練習場より 2011/12/13 - 練習場とコースの違い

練習場で最初に打つクラブはコースで一番悔やまれた番手だ。

今回はピッチ。50ヤードを届かす事が出来なかった。ダフったんだっけな。打つ。シャンクしました。さて、もう一度。気を取り直して、コースに居るつもりでスタンスを取る。

ボールに合わせてクラブを置き、左手を延長にクラブを握り、右手をぎゅっと添え、肘を占める。うん、窮屈。あれ、おかしい。

コースのスタンスは練習場のスタンスと同じでない。

練習場でのスタンスの作り方。
ボールに合わせてクラブを置き、左手の延長にクラブを握り、右手を軽く添える。

肘の位置が全然違う。体の前にあるか、横にあるかくらいに違う。これが緊張のナセル技かよと叫びながら打っも練習場では良く当たる。

ガチガチに緊張するほどスイングの安定性は劣るようだ。そして練習場でのスイングをコースで再現できないのはスタンスの作り方が違うからだろう。

最初のスタンスが違うからコースのミスを練習場で再現できない。スタンスをルーチンワークで作る方法にはこういう利点がある。それでもなお緊張や欲に満たされ力みが入ることはあるだろう。そこから逃れる術はないにしても、いつもと違う形になっている。それがどこであるかに気付く術は経験によってまたは理知的に磨いておきたい。

クリップの握りは強くなっていないか。緊張状態においては気付きにくい。弱くしているつもりでも強いという事はある。

肘の位置はどうか。肘というのは力を出す場合に重要な役目を果たしている。これが最後の一突きとなる場所だ。最後に肘が伸びた方が力は入るが力んでいるとそれができない。

さて、スイング中に左腰は開くものだ。そのとき左腰と右腰が同じように動いてしまうのは開くと言うより左に流れていると言える。開いた場所がある以上その変わりに閉じる場所があると思われる。

それが右腰であろう。このコンビネーションがスイングだろうと思われる。右腰が閉じるならクラブヘッドの軌道は思ったよりも下側にある。

練習はまだまだ続くのである。

It's go on!

2011年12月8日木曜日

練習場より 2011/12/08 - ランボーと骨盤

見つけた
何を、スイングを
体と一体となるスイングが

手首の角度も
左腕のスムーズさも
それらの原点である骨盤を
スイングの真理よ、かたく守れ

ゴルフの神の同意から
月並みなスイングの場所から
お前は解放されて
飛んでゆくんだ・・・

(間違いは星の数だけあるだろう)

というわけで何度も何度も見つけては消し、消しては見つけるのがスイングというものです。これまで書いてきたことが全て間違いとは言えないのだけれど他の考えに吸収されたりその過程で重複したものもあります。

今回僕が見つけたのはスイングの中心点の動きです。

この動きが全ての 80% を支えているように思えます。安定性、パワーを生み出すのにこの動きが重要と思えます。ある場所の位置とか力の入れ方よりももっと大切なもの、「動き」というものがあるのです。

ある場所を動きの中心として全てが回るという感じになります。これをスイングの天動説と呼んでもらっても構いません。

しかしこれを言葉で説明するのは難しい。強いて言えばそれはスイング中の加速を支える力のようなものです。トップを作る時に体の重心は右側に掛かります。このとき右膝は左膝よりも体の前に出ます。ダウンスイングにより重心は右側から左側に移りますが、このとき体を回してパワーを作るのではないのです。

体の表層にある筋肉を使っても大したパワーは出ません。それは最初の始動の時に使う力です。雰囲気として、右に乗っている力が、左側に移る感じなのです。だけど体重や重心を移す力を使っているのではないのです。

右の骨盤から左の骨盤に移す感じなのです、右足が出ているのが引っ込んで左足が出るという感じなのです、右鼠蹊(そけい)部から左鼠蹊部に移るという感じなのです。

これが全てのスイングで共通する運動の原理みたいに感じられます。腰を入れるとはこの事か、と思います。けれど、腰じゃないんですよね、骨盤の中の動きです。骨盤の中で力が右から左に当たるという感じなのです。何となくですけど大腰筋を使うという感じです。

回転でも捻転でもなく、移動、というのが感覚としては近いです。それが体の中で行われる感じ。この移動が安定に貢献する理由は、ダウンスイングからヒットするまで体幹が安定しているからです。

スイング中の力が全て、骨盤の上に乗っているのです。だから安定する。安定すればパワーが付く。今まではここが不安定だったのです。不安定だからパワーが逃げて行く。力が逃げればバランスが崩れます。ダウン中の力を支えられればスイングは加速します。しっかりと固定されているので上半身が少しくらい乱れても影響されません。

骨盤の中で動くという感じですが、スイングの最期の方は、左側の骨盤に乗る感じになります。右から左側へ移すという感じで、左骨盤の内側に当たってそこで完了するのです。左骨盤に乗る、という体の動きは、自転車に乗れるようになるのと同じくらい自然に体が覚えるべきエッセンスじゃないかと思われます。どうして今まであんな不安定さの中でスイングが出来ていたのか不思議な気がします。

まあ次のゴルフではみんなびっくりするでしょう。そのスイングの代わり様に!! そして僕のスコアにね!!!(←これはウソ)

この動きが面白くてそれを体に覚えさせたくて楽しい練習場通いですよ。

2011年12月5日月曜日

練習場より 2011/12/05 - フラットな手首

紆余曲折してきたスイングだが、取り敢えず固まってきたような気がする。

ひとつには下半身の固定。トップからダウンスイングまでの区間で動かないように意識する。もちろんスイング中は固定されているはずもなく、適切に動いているものだ。それでもその動きは小さなもの、体感的には動いていない感じにする。

次にトップの作成だが、これは左腕がスムーズである事を意識する。左腕の動きを邪魔する部分があったらそれはスイングを減速する。特に左肩や腹部が邪魔をする。スムーズにトップを作り、邪魔することなくスイングを実施すればそれだけで効率が上がる。

スイングの開始に於いては、ヘッドの動きもある。まっすぐに落ちるというより、ヘッドの重心を上手く使って加速する。

両肩から伸びた腕がクラブを握ると手首に角度が出来る。そこで重要なのがグリップである。特に注意したいのが左手首の角度だ。アニカなどは腕の入射角に対して手の甲の角度が結構ある。しかし、ここはフラットの方がいいのではないか、というのが今回の提案だ。

手首は自由度の高い関節であり、スイングで元の角度に戻すにはかなりの鍛練が必要となる。それならばフラット気味に固定する事でその困難さを解決する。左腕からシャフトまでがまっすぐ気味にして、雰囲気として体はボールに対して平行な位置にない感じがする。

クラブはハンドファーストのような感じがするし、フェースも開いている感じがする。手首に角度を持たせないでスイングする事で安定が増すのではないか。

、というのを今試している最中。

2011年10月26日水曜日

練習場より 2011/10/26 - 右膝の意識

スイングとは難しいものである。

どれだけの気付きがあろうと、それに意識を集中すると上手くいかない。唯ひとつの真理があってそれでスイングが成功するものでもない。

  • 右膝が伸びきっては良いスイングにならない
  • 左側の背中が起き上がっては良いスイングにならない

など、気付きは幾らか思い付くのだが、どれもこれもスイングの過程であって一部であって全て貫くとは言えない。

ひとつの気付きがスイングに占める割合は 5% も占めないだろう。だが、それを意識し過ぎて 5% であるものが 10% や 20% になると、そのスイングは崩れる。

難しい話だ。

バランスという単純な結論に向かう。更に言えば力むなという結論に辿り着く。

スイングの成功率をあげるのは単純だ。力んで失敗したとすれば 50% となる所を、例え失敗したとしても力まなければ 80% 程度に抑えてくれるだろう。余計な力はスイングの軌道を邪魔し、それが連鎖反応して次々に軌道を邪魔する。

もうコースに行く日が近付いている。今のスイングでどこまで通用するかを試される日が近付いている。その日を、やるだけの事はやったという気持ちで挑みたいものである。

例え頭が言葉を忘れても、体が思い出してくれるだろうと信じて。

2011年10月25日火曜日

クラブを叩きつける - ストレスの発散

僕が好きなシーンは、ポーラクリーマーがミスショットして自分のバックをアイアンで殴りつけた時。もうその瞬間、彼女がワイルドキャットに見えて一遍で好きになりました。

僕は下手なアマチュアですが練習場で上手くショットが出来ない時はクラブヘッドで床を叩きますし、ゴルフ場では芝を耕しそうになります。ポーラクリーマーの激昂と比べればかわいい失敗でしょうけどゴルフとはストレスとの対峙でもあるわけです。

この激昂、つまり、ストレスを瞬間的に逃がす行為は一見すると我を忘れているように見えますが実際は非常に冷静なものです。それが証拠に芝やラフなどは決して傷付けません。八つ当たりする相手も自分のバッグなど選んでからやっています。このあたりが流石プロ。ちゃんと分かった上で冷静に八つ当たりしているのです。

当たり前の話しですが八つ当たりもしないような奴がいっぱしのプロのはずがありません。クラブを芝生に叩きつけた事もないような人にプロなど無理です。

メジャーでも池にクラブを放り投げたり、ゴルフバックごと放り投げた人もいます。タイガーウッズだってドライバーを叩きつけようとしますし、これってもうゴルフってスポーツの一面に違いないんです。怒りを観客の前で冷静に露わにする人でなければプロなど名乗ってはいけないのです。何故なら全てが上手く行っているのならそれはもうゴルフではないからです。

テニスでもラケットを叩き割った人がいましたよね。野球でも裏に引っ込めばロッカーを蹴り上げバットをへし折っているそうです。

これはプロだから許される(楽しい?)行為であって、アマチュアには推奨されていません。アマチュアなど単なる練習不足ですから、鬱憤を晴らす前に練習しろというだけの話しです。

とは言ってもそこはゴルフ。アマチュアと雖も瞬間的に怒髪天を突く事があります。そういう時はどうやって乗り越えればいいのでしょうか。大声で喚くのも有効でしょうか、それでも高く振り上げたクラブの行方はやはりどこかを必要としているのです。

ゴルフのストレスは少々の自己啓発なんかでは解決できるようなものではありません。振り上げたクラブは何かと衝突し発散されなければなりません。気が付いた時にクラブが壊れていようともです。だから冷静に八つ当たりする、この能力がゴルフには必要とされるのです。

そういう点では、気が付いていたら人を刺していた、という事件も気持ちは分かります。彼に足りないのは人を刺しちゃいけないなどという説教でも倫理観でもありません。ゴルフです。

2011年10月24日月曜日

練習場より 2011/11/24 - 軌道を邪魔しない

スイングでは、トップを作ったときに大切なことがある。

それはボールとヘッドが当たる迄の軌跡をイメージする能力だ。能力であるからこれは訓練で身に付く。軌跡とは空間に点線を描くイメージではない。どこを通れば体に邪魔をされないかをイメージしスイングで感じる能力である。

ゴルフスイングは上下回転であり野球やテニスの横回転よりも体が邪魔をする箇所が多い。例えば右腕を横に伸ばしそのまま下せば体にアタル。体に当たってはスイングにはならない。そこで前傾姿勢と取ったりお腹を引っ込めたりして、腕が体の前を通れる様にする。

肩の回転にも角度の制限がある。右肩は380度の可動範囲を持たないから肩を回すだけではスイングとして不十分だ。そこで肩が動き体も動く。動きながら動きは体に制限される。これを無理すれば体と体がぶつかり合って故障の原因になる。他に流されれば方向性を失う、跳ね返されればパワーロスになる。

肩の可動域を邪魔する位置に筋肉があればスイングの妨げとなる。道にパイロンを置いて車線規制するようなものだ。動きが渋滞する。

練習場で試す限りは、右下に降りるのが良さそうである。この軌道を意識してスイングはそこを通す。これが今の所、トップを形作った時に考える唯一つの事と思われる。どこを通ってヘッドがボール位置に辿り着くかをイメージするようになると次にヘッドの当たる向きが気になってくる。この効用も大きく方向を狙う意識の切っ掛けとなる。

これについては更なる練習場での確認が必要であり、諸君子、よろしく明察されよ。

(天地明察を読んでいた頃に書いた)

2011年10月23日日曜日

練習場より 2011/10/23 - 風車の理論

風車の理論と言えばアントニオ猪木であろう。相手の技を受ける、いなす考えである。相手の力に逆らわず力の流れを捕え利用する技術論である。さてゴルフにも風車の理論はある。それは格闘技のような技術論ではない。スイングを一つの風車に見立てたものである。

ゴルフクラブは上から下へ、下から上への軌跡を通り、円ではないが円に近い軌道を描く。このとき体幹は風車の軸受けに当たる。ボディターンや振り子理論は風車の理論では否定される。何故ならボディターンにより生れる回転方向は横だからだ。体が横方向に動いても上下方向で回転する風車の羽には何の役にも立たないのである。動く方向が違うのである。

ボディはスイングの邪魔にならないように動く。スイングの途中で邪魔になる場所から速やかに消えるように次々と移動する。ボディのあらゆる場所はスイングの邪魔にならない様に気を付けなければならない。体には大量の筋肉がついている。これはパワーを与えるための筋肉ではない。スイングの邪魔にならないように気にしなければならない筋肉だ。

では体幹は運動の役に立たないのか。そんなことはない。運動は上半身で回転を得るが、これが強く回転する為には体幹が強く支える必要がある。肩だけが回るのではなく、テコの原理、作用、反作用が起きている。これがスイングに力を与える。

最初の作用、反作用は恐らく、足と大地の関係だろう。次にこの力を受けて腰が、反作用として上体に力を伝える。この伝わった力が肩の運動を支えると思われる。左足と右肩を結んだラインは一つのキーポイントである。このラインを重心が越えて左に移動してはならない。左足のキック力は右肩へと伝わるんじゃないかと推察している。

ゴルフは横回転ではなく縦回転の運動である。最下層、ボールにインパクトを与える瞬間のヘッドの角度を意識した方がよい。

とりあえず練習中である。僕の自己流は他の人に教えるような内容ではないけれど、ともあれ今の到達点を書いておいた。

2011年9月28日水曜日

練習場より 2011/09/28 - クラブを見送る

PGA TOUR に出場しているプロ選手のスイングを見て体がほとんど動いていないことに気付く。

体というか、軸というべきか。思いっきり振り回している感じもない。振り回すと言うよりもクラブだけが動いている。そんな印象だ。

そのあと軽くクラブを持って 1m 幅で振ってみた。体はスイングのための動作をする。だがそれは体が捻じれたり、ひねったりすることで生まれる力ではない。下半身で上体を支え、体幹、主に肩や背中を力点として作用点であるクラブヘッドを動かすのに近い。体の中に支点があるからそこは動かないのだろう。

スイングはクラブを見送るようにするのがいい。クラブを見送る、後ろから見送る。一緒に付いて行ってはいけないし、追い駆けてもいけない。見送るようにスイングすると下半身が固定されて上半身の自由度が増して、クラブはゆっくりとだが確実に加速しながらボールにヒットするように感じられる。

クラブの加速はゆっくりでいい。何故なら腰よりも下の位置からクラブは急激な加速を行うから。このときクラブヘッドもシャフトも大きく軌道を変える。ここから急加速するから最初の加速はゆっくりでいい。いきなり思いっきり振ってしまうとこの軌道を変える制御ができないし、そのための時間的余裕もなくなる。短時間の加速でパワーを使いきりボールにヒットする頃には惰性で動かざる得なくなる。

宇宙空間ではないので惰性になるとは減速すると言う事だ。トップの位置からゆっくりと加速し、途中で軌道を変える運動に移行する。この軌道を変えるときに急激な加速が生じるからそれで十分だ。クラブは横の移動よりも上下の移動でエネルギーを得る。横運動は体を捻るしかないのでそれでは加速の役に立たない。重力を使って上から下の位置エネルギーを利用すべきである。

横回転は体を捻る力と連動するが、クラブの軌道の全てを加速させるほどには人間の体は捻じれない、拷問ではないのだから。肩の回転でクラブは円(に近い)軌跡を通るが肩が最大のパワーをクラブに伝えられるのは、下半身で体幹を支えて体幹を作用点としたテコの運動が働いているからだ。

肩を後ろから支えている力、背中の筋力、が強力であれば、肩から腕、クラブヘッドまでが振り切れる。振りきれるとはクラブを見送るスイングなのだ。

このスイングは今までと少し違う、いいスイングだと自己満足している。暫く練習場に行くのも楽しくなってきた、それくらいにこの新しいスイングが気に入っている。

2011年9月6日火曜日

練習場より 2011/09/06 - 親指小指

手を動かすのに多くの人は困らないでいる。誰でも生れてから長い時間をかけて自分なりの動かし方を身につけた。

ここで大切な事は同じように動いているように見えて、全ての人が自分と同じように動かしているとは限らないと言う事である。例えばゴルフスイングに於いてトップからの切り替えしだって誰もが同じではない。ヘッドの重さを感じて行う人もいれば、そうでない人もいる。

スイングの時、ヘッドの重さではなく、右手首の曲がりを意識する人もいる。ヘッドの重さを感じるのは筋肉の疲労や精神的なアグレッシブさに影響を受けやすく同じ状態を保つのは難しい。手首の角度なら目視できないとは言え曲がる限界値があるので感覚に頼るよりも一様を保ちやすい。

トップの位置では手首は折れるものだ。この折れた手首が元に戻る過程がスイングだと仮定する。するとスイングは小指か親指のどちらかが先行するはずである。上に振り上げた手は野球のピッチングと同様に手首が折れ、途中までは小指が先行する。右手の手の平は空を向いており、そのままでは振り抜けない。

だから途中で親指が先行するように手の向きがひっくり返る。右の手のひらが地を向き手の甲が空を向く。このように小指と親指の動きというのはスイングの途中でダイナミックに回転し入れ替わる。勿論、親指小指は総合の中の一つ (One Of Them) である。それだけが大切なのではなく、それも大切なのである。

どの大切さを意識の上に乗せるか。本当の上手はこういう意識をしなくても出来るものであるが。それが今日は親指小指の意識であった。これが新しく意識に加わった。そのお陰で過去の気付きは忘却の彼方へと追いやられただろう。

この気付きもまた他の忘却と同じく多くのものを兼用している。これが他の意識で達成すべき事も兼ねているから片方は忘れてもそれは成就される。忘却されている気付きは、他の気付きに統合され、その中で生き残っていると考える。

(使徒がエヴァを捕食するなんて)

さて、この気付きをコースでテストしなければならない、そのコースが今週の僕たちを待っている。

2011年9月2日金曜日

練習場より 2011.09.02 - ソール

ゴルフクラブのヘッドはロフト角を持っている。そしてヘッドの中央付近に重心がある。クラブヘッドの上と下、クラウンとソールは違うものである。スイングはボールにソールを先に入れる。ソールがクラウンよりも前を走るように流す。

意識し過ぎると過剰な動きになって悪影響を及ぼす。しっかりと止めておくべきものをもっと動かした方がより飛ぶんじゃないかと考えるのは、高速で走っている車のタイヤを更に前に押し出せばもっとスピードが出るんじゃないかと考えるのに似ている。しっかりとタイヤが固定されているから車はスピードを出せるのであってスイングにも固定されるべき体の部分がある。テコの支点が動けば力が発揮できないのと同じようにスイングでも動かない方がよい場所がある。

ゴルフのスイングとは、実は、体を動かさない、という事を知るものなのだ。

2011年8月29日月曜日

練習場より 2011.08.29 - 高さ、頭、向心力、モーション

二つに分けて考える。これが前回の課題であった。土台となる下半身と砲台でなる上半身。土台となる下半身は大地に根を下すが如くどっしりと安定させ可能な限り微動だにしないようにする。

ここで重要なのはクラブとボールの距離を決めるのは下半身である事だ。下半身が上下に動かなければクラブは構えたのと同じ高さに戻ってくる。同じ位置に戻ってくる事が自在になればボールを思いっきり叩く事も軽く叩く事も簡単になる。

このボールとクラブの高さをスタンス時とヒット時で同じにするのは大切で下半身の土台を安定させるのはこれが目的である、と言っても差し支えない。

さてスイング中のクラブは重心とシャフトの関係からクラブを構えている時の角度よりも、より立とうとする。これはヘッドが下に下りようとしシャフトは上に上がろうとする為で、垂直に立とうとする力に逆らう動きをどうすれば良いだろうか。

ボールに当たる前にクラブは垂直になろうとするので、それを無碍に拒否する力をクラブに加えるのはクラブヘッドの動きを封じる事になるのでスイングの安定を崩しそうである。ヘッドには強力な遠心力が働いているので遠心力と対抗する逆向きの力が必要である。これをどこかで支えるいるはずだ。スイングの回転に対抗してバランスを取る力がどこかに必要である。

さて、スイングで頭を動かさない、というのは正しい話ではない。腰の高さを一定にする。土台が安定する。その結果、頭も(あまり)動かない、という方が適切である。頭を動かさないようにするのではない。頭が動かないのは結果であり原因ではない。

動かさない事ではなく、動かない方がスイングが強力なのである。何故強力になるかは説明できないけれど、頭がスイングの向心力の場所であるとか、テコの支点になっている可能性がある。頭が動くとテコの支点が崩れるから力が分散するのではないか。スイングは多くの力の合力なので、結果をどれか一つだけに帰結できない。

(ポーラのスイングにも物理的合理性はある)

でトップである。トップではクラブは停止する。いや停止するような気がする。そこで少しばかり反動をつける。またはトップでクラブが停止する前にスイングを開始するでもいい。するとヘッドとグリップは瞬間的に反対方向に動こうとするので、あたかもクラブヘッドが "しなる" 感覚でスイングできる。トップでクラブを停止させているのであれば、スイングの前に一度逆方向に押してから引けばよい。これはモーションを付ける動作だ。

モーションのある動きはボクシングでは敬遠される。打ちますよと宣言してからパンチを出しては相手は簡単に避けれるしカウンターも狙われる。肉食の恐竜も獲物を狙う前に雄叫びを上げながら走ったりはしない。無言で近付き一気に襲い掛かるはずなのだ。

(恐竜の特番見てたらゴジラと勘違いしてて腹立たしい)

幸いにしてゴルフは格闘技ではない。ゴルフを格闘技として描く映画も見てみたいが、我々のするゴルフではカウンターパンチは飛んでこない。逆に打ちますよと言ってから打つのが普通である。どれだけモーションを付けようが OK。

こうして "しなり" を感じてスイングを行うと何がよいのか。どのような効果があるのか。それは気持ちがいいのである。そのスイングは非常に気分がいい。テンポよくリズムいい。これは大変に大切な事なので、暫くはモーション付きのスイングで精進したいと考えている。

(ハイ、ではみなさん、テムポ正しく、握手をしませう)

2011年8月25日木曜日

練習場より 2011.08.25 - 地球に串刺し

ゴルフクラブは重心がシャフトの延長線上にないため、軸が回転しようとするトルクが発生する物理的に特徴的な性質がある。スイングでは、クラブヘッドはボールに対して ○| の関係にある。○ がボールでその後ろに真っ直ぐにクラブヘッド | がある。このときクラブヘッドのネック (付け根) はより下に潜り込もうするしシャフトは垂直になろうとする。

スイングには規則がある。大きく下半身と上半身に分けて考える。これを土台と砲台に例えよう。土台がしっかりしていなければ、砲台は強引なスイングを実行できない。砲台が土台よりも強力であると土台が耐え切れず崩れてしまう。よってスイングのパワーは下半身によって決まる。

だからスイングは以下のような順序で入るべきだ。

  1. 方向、距離を決める
  2. 土台を確定する
  3. 砲台が射撃する

土台の作り方は簡単だ。スタンスをとったら地面から棒が出てきて串刺しにしてもらえばいいのだ。食人族か地球におしりを突き刺された感じだ。突き出た棒で地球に固定されれば土台はしっかり固定される。この結合が崩れないように足で支えればよい。

食人族を見ながら友人とあそこがおかしいとか言ってたらきっと怖いんだねと女子に諭された。

スイングでは土台を作る手順を忘れることが多い。これが大変に重要である理由を以下に述べる。

  • 土台をしっかりさせると極端なオーバースイングが起こせなくなる
  • 土台をしっかりさせると力んだショットが飛ぶという幻想が軽くなる
  • 土台をしっかりさせると上体の色んな打ち方が試しやすくなる
  • 土台をしっかりさせると腰の抜き方などが試しやすくなる
  • 土台をしっかりさせるとトップからスイングの切り替えしが楽になる

スイングはスタンスを取りトップを作るのではない。スタンスを取り土台を決めてからトップを作るものなのである。

2011年8月11日木曜日

練習場より 2011.08.11 - お腹は引っ込め

例えば、軽い棒を持って振り回すのは、ゴルフのスイングにも有益なトレーニングになるだろう。というのも腕の動きを素早くスムーズに動かすことができるかのよい検証になるからだ。

人の動きは体という構造上の制約を受けるので、真円を描く事はできない。関節は円状に動くが円ではない。トップで左肩から伸びた左腕がどういう動きをすればスムーズであるか。右腕はどういう動きをすればスムーズであるか。

仮に右手を右上に上げそこから振り下ろしてみる。手の平をどの方向に向けたらスムーズになるか。こういった動きの制約がスイングに影響を与えないはずがない。左手を右から左へと動かす時は引く力で行う。引き方がスムーズでなければそれは負のエネルギーとして影響を与える。詰まり減速してしまう。

トップでは左手は引く態勢にあり右腕は振り下ろす態勢にある。体はこれらを統一しようとする。その左腕は次にどういう動きをする為にそこにあるのか、右腕は、左肩は、腰は、足は、と動きの目的を持って存在している。

体のパーツは一致協力するためにトップの位置に集合する。スイングが始まればそれぞれは異なる動きをする。よってゴルフのスイングとは体のパーツが発するそれぞれ違うベクトルの運動が合成した結果である事が分かる。

左腕に牽引されて動き出したクラブが右腕の下方向への動きによって加速する。そのとき右腕の軌道を邪魔するのは体幹であり特に腹部であると思われる。だからスイングの時はお腹は引っ込む感じにしなければ右腕は通り抜けられない。通り抜けられなければ迂回するしかない。これが減速の理由になる。

タイガーウッズでさえスイングについては悩む今日この頃である。アマチュアにおいておや。スイングの考え方だけに限ればタイガーウッズとさえ良い勝負になる、と勝手に思い込んで練習に励む。

練習場、万歳!!

2011年7月22日金曜日

練習場より 2011/07/22 - 左肩始動

我に足場を与えよ、されば地球を動かさん。

これは言ったのはプラトンか、ピタゴラスか。

梃子の原理は原子力を除けば最強の物理力であろう。よってゴルフスイングに於いてもその原理は応用されているに違いない。

梃子の原理は、支点・力点・作用点である。作用点はボールであり、力点は重力も含めた総合的な力である。では支点が何処か。そのひとつとしてグリップであると言う仮説を提唱したい。グリップを包み込む手の平である。もしそうであればグリップは支点として成立するような持ち方が要請される。
(注:支点の位置については複数の梃子が複合して様々な場所が考えられる。)

さて 5 ~ 15 ヤードの近距離を打つにも打ち方がある。スイングとしての色々な制約、トップの高さ、重心の位置、力加減、でもこれらは全て忘れていい。クラブを後ろにやや引いたら、それが小さいながらもトップ位置となるのだが、そこから左肩から動かせばいいだけである。

スイングでトップを作った後にショットの開始は左肩から始めるのである。それ以外はそれを契機として動き始めればよろしい。大きなスイングになるとそれ以外にも気を付ける事が増えるのだが、小さなスイングではそれらの影響は極小となり無視できるようになる。

左肩から動き始めれば十分なスイングとして成立するのである。左肩が動き始めれば他は連動するのだから、イメージとしては最後まで左肩の意識で十分である。この左肩からスィングを始めるというのは小さなショットの時に思い出して欲しい。

さてスイングはそれだけではない。スイングのイメージとしてボールに当たる瞬間にどれだけ鋭角であるか、がある。これはトップまでの軌跡をスイングでなぞる訳ではないという事だ。トップは自分がしっくりくる軌道を通って上がれば良いが、その来た道を帰ってゆく必要性はない。

トップ位置からボールの点まで、ヘッドがフラフラとしていては力が分散する。体の全ての力が鋭角的に集中するイメージがある。ボールとクラブが当たる瞬間に、一番伸びている、というイメージでもある。腕の伸び切っているのだから底辺が同じ(肩幅は同じ)なら腕と肩とで最も鋭角的な三角形を作っている。

ボールのある場所はクラブの運動から見れば軌跡の通過点に過ぎないが、スイングから見れば其の点こそが最高到達点である。最大のパワーが与えられるべき場所である。

スイング中のどこに最大パワーを置くべきかは探求に足るテーマだが、そういう厳密な物理学は昨今の大学生に任せるとして、ボールにヒットする瞬間が可能な限り最大と思っておけばよい。

この時に手が曲がったり重心が左側にあるよりも、腕は伸びている方がよいだろうし、重心も右側にある方がよいだろう。

クラブと体が離れ過ぎていると力が入らない。脇を締めるというのがスポーツのコツのひとつであるのも、
脇が開くと力が入れられないからである(力むと肩に縮まる)。

体から腕が離れるほど腕の重さが慣性によって体の動きに影響を与える。例えばチータが走行中のバランスをしっぽで取るように、重心から離す事でその力の影響力は小さな重さでも影響を大きくする事ができる。ゴルフのスイングでは力を集約させたいのだからな体から離すのは力の分散になる。

いずれにしろ始動は左肩から。もう少し厳密に言えば左腕の付け根少し下くらいから。

Eureka!

2011年6月17日金曜日

練習場より 2011/06/17 - 飛ばしたい欲求

ゴルフのスイングには、少しでも遠くへ飛ばしたい強迫観念があってこれから逃れる術はない。しかし飛ばしたいスイングが飛ぶスイングとは限らないから悩ましい。そこには幾つもの自分なりの合理性があって、こうすれば飛ぶはずという思い込みで満たされている。

体を回す方が飛ぶはずである、大きな円軌道の方が飛ぶはずである、力一杯振り抜いた方が飛ぶはずである、左から右へ体を動かす方が飛ぶはずである、e.t.c.

多分、どれもヘッドスピードを減速こそすれ加速しない。人間の体の動くスピードはクラブヘッドの速度と比べて極めて遅いからである。ヘッドに合わせて体を動かしてもヘッドのスピードには追い付かない。それは逆にヘッドを減速させる、つまりブレーキの役割をする。

自転車の後ろを人が幾ら押しても、最初の動きだしで少し楽になるくらいでトップスピードは自転車を漕いだ方が早い。人が押しても自転車のスピードが増すにつれて追いつけなくなるのと同じだ。

練習で何回もボールを打っても失敗ばかりで不貞腐れて帰ってくるが、何気に家で軽くスイングした時に謎が解けた気がする、分かった気になる。

例えばトップの作り方。練習場ではどうしても違和感があって上手くトップが作れなかった。それで家で軽く振ってみたら、どうやら分かったようだ。

クラブヘッドのトウの上には外側に山のようになった部分、クラウンがある。この部分を先頭にしてトップに位置付けてゆけば違和感が少ない。ヘッド全体の動きを体感しても、毎回同じにはならないし、ちょっとした動きの違いにも違和感を感じる。それよりもクラウン部分で先導してトップを形作るといい感じだ。これが正しいかは未定だ。

だが、分からないまでも盲目的に繰り返し試し失敗を続けてゆく。それで上手くゆくのか、それとも失敗を重ねるだけなのか、仮に明日は上手くいっても、明後日にはまた違和感を感じているはずである。

その繰り返しのであろうとも一つの光明について明日のコースで試してきたい。

2011年6月10日金曜日

練習場より 2011/06/10 - トップ

トップの形成はスィングの静から動に切り替わる重要な点である。

スィングの目的はボールを打つ事であるからトップはその目的のための手段に過ぎない。だが、ボールを飛ばすという物理的現象のために、トップもまた物理的な、そして身体的な制約を受けるのは自明だ。津波の射流が位置エネルギーから運動エネルギーに変わり威力をあげるのと同じでゴルフでもトップにある位置エネルギーをスイングの運動エネルギーに変えるのである。

津波もゴルフのスイングも、畢竟プロレスのブレンバスターなのである。

さて、トップの形成では、左腕と右腕を一体にクラブを左上に持ち上げる。このとき悪い癖で右腕の肘が大きく"くの字"型になり上の方に張り出す形になる場合がある。これは悪い形であって、右脇が空いた形になるという事は、トップ位置にあるクラブの方向に影響する。右肘を張っているのは、主としてクラブフェースの向きが悪い事を示す。肘は地面を指すのが腋も締まって良いと思う。

トップ位置にあるクラブフェースは、感覚的には上を向いており、シャフトとヘッドの重心の位置関係において「シャフトの後ろにヘッドの重心がある」でなければならない。

次に重要なのが、トップ位置を形成した時に、体の重心は左足によって右に流れるのを止められていなければならない。これも大切で、イメージとしては右足に体幹が載っているというか、支えられているというか、うん、受け止められているという感覚だ。

トップは右側への重心移動だがこれを右足が受け止めている状態である。その結果、体の重心はスタンスを取った両足の内側にある。以前、トップを形成した時にスイングの中心となるスイングポイントがあると言う話しをした。これを従来は、肩甲骨の右上くらいと位置付けたが、右足が受け止めた位置に訂正する。これは意識の持ちようなので個人差もあるし絶対に正しいというものではないのだが。

トップの位置からスイングが発射されるのだが、この時にシャフトの後ろ側にあるヘッドの重心は回転して前側にくる。この動きは余りに早いので意識して操作する領域にはない。どちらかと言えば両腕が体と離れない様にして、体のすぐ近くを腕が通るような感覚でスィングする。

この切り替えし以降のスイングに入ってからの動作については、現在探求中であるが、少なくとも腕が力んでいる状態は宜しくはない。

さて、来週のコースに向けて、ゴルフスィングの探求はこれからも続くのである。

2011年6月9日木曜日

練習場より 2011/06/09 -パター

練習場といっても今回は家のフローリングである。パターには、大きくマレットとピンの2種類がある。この二つにはそれぞれの特徴があるが、僕はピンタイプを使う。

パターの基本構造も他のクラブと同じでヘッドがありシャフトがある。

パターでは、他のショットとは異なり、芝目の方向、強弱、グリーンの傾斜、堅さ、柔らかさなどから多大な影響を受ける。これが分かる様になるには経験と勘が大切だが取り敢えずは思った方向に打てるのが前提である。

で、パターを打つのだがシャフトはパターの端の方に繋がっているので地面と平行に打つ感じにするとヘッドが開きやすい。開くとパターの外側が内側よりも後ろになる。シャフトの位置とパターの重心がずれているので、重心の方が後ろに遅れる、またはシャフトの位置を中心に回転しようとする力が発生する。これがパターが安定しないひとつの理由で、まっすぐに打っているつもりでもヘッドが開きたがっているのだ。

これを防ぐには、ボールに対してまっすぐに引いて、まっすぐに打ち出すだけは不十分で、地面と水平に動かそうとする限りは、どうしても物理的な特性から開き気味になってしまう。そこで打ち方としては若干上から下に打ち下ろす感覚が必要になってくる。

水平に動かすよりも少しだけ重力の力を借りて、下方向に打ち出す方が開くのを抑えられる。これは打ち下ろす方が少しだけ左側への回転運動が発生するためと思われる、科学的な検証はしていないが。

更に打つ時に大切なのは、体の左側でヘッドの方向がずれない様に腋を締め体から離さない事だ。打ち終わった後に体と腕が離れたのなら腕はボールに当たる前から離れようとしていたのだ。それでは打ちたい方向よりも軌道が斜めに動いていたと思われる。

パターは体と腕が一体になっている感じが望ましいか。その為にはパターは体の右側だけで完結すべきではないか。左側が動いてはならないのを更に推し進めて右側だけに留めるべきではないか。打つ時に状態が揺れたり大きく動いたりするとか、高さが変わるなどはもっての他である。体を固定して操作しようとすればこれらのミスは極力減らす事が出来るのではないか。

この感じで上手くいくか、上手くいかないかは、次のコースで試してくる。

2011年5月16日月曜日

練習場より 2011/05/16 - ひっくり返し

人間の骨格は他の動物と異なる部分も多いが、その基本設計は遠く両生類にも見る事が出来る。それは4足歩行の名残を過分に受け継いだ構造をしている。 『水辺で起きた大進化』である。

以前は前足であった手は、いつの間にやらゴルフクラブを握るものに変わってしまった。人間がハイハイをする時に指が前に出るのは前足であった名残である。

手は肩から伸びており、その可動範囲は広い。その可動範囲の広さのほとんどは肩の自由度によるものである。それと比べ肘や手首の可動範囲は一方向だけである。しかし手が広く使えるのはどれか単独の関節によるのものではなく、3つの関節の組み合わせによるからである。

起立した状態で手をブランと下げてみると、基本的に手の甲が45度の角度を持って前の方に向けられる。意識すれば手の甲の向きは自在に変える事が出来るし、手のひらを前に見せる事も出来る。手刀を作って振ってみれば、手の甲を前ににするのか手のひらを前にするのかで振りやすさが違う事が理解できる。

この振りやすさは体の構造からくるものなので四の五の言った所でどうとなるものでもない。だがスイングにおいて、この違いを意識することは大切であるように思われる。

例えば右手を何も持たずにトップ位置から振り下ろしてみる、手のひらを上にするのと手の甲を上にするのでは降りやすさが違う。体の前を右手で振り抜くとき、手のひらを前にするのと手の甲を前にするのでは降りやすさが違う。

左手は常に甲が前を向いている状態であるから考えなくてもいいが、右手はスイングの間に手の甲と手のひらがひっくり返る。この動きの中で、どの位置でひっくりかえすかは、スイングスピードに非常に影響を与える。振りにくい形にすれば、それが減速の原因となるのだから。

スイングは体の物理的、生物学特性を受ける。

例えば、スイングにおいて左肩を意識的に固定した場合、左肩の関節が動かない状況を作り出せば、スイングの道程上、左肘が肩の変わりに動く事で調整しようとする。肘を曲げ"くの字"形で先行させる事で力を逃がす。これは体が自然とする調節であって、これをしなければ体への負荷が高くなり過ぎるのである。力も水の流れに等しく高い方から低い方へと流れるものなのである。

スイングにおいてボールとの距離が遠すぎる場合、肩、腕の角度は水平に近くなる。この角度は脇を開けることによって生み出すしかない。脇を開けると手の甲のひっくり返しがスムーズにしにくい。ボールとスタンス位置の関係はクラブの長さで決まるが、脇が閉まる限界距離よりも遠く離れては無意味だ。

ドライバーでさえ気持ち上から叩く位で調度いいはず。それまで遠くに立ち過ぎた人からすれば。

トップで右肘をどうするかも、手の甲のひっくりかえしがスムーズになる事と関係する。これを邪魔するような位置にしてはならない。

両足は踏んばらない、動かなくても十分であり、右手のひっくり返しがスムーズにいくような軌道を探すことの方が重要と思うのである。

なお、スタンスは十分ボールには近い位置にあるので、スイング中は体幹がボールに近すぎないように気を付けるくらいの気持ちでいた方が良い。すると体幹の回転も何となくだが感じられる気がした。