羽田空港にはたくさんの笑顔の人たちが居て、みんなが旅立ちに期待と不安を持って自分の飛ぶ番を待っている。
そんな中ゴルフの為に朝早くからチケットを握りしめ空港に集合した4人の男。夏の炎天下の下で命を懸けてゴルフをするべきか、日射病で倒れたくない、命を懸けるのはいいが死ぬのは嫌だという勇敢な男たちは夏の陽射しを避けて一路北へ、ロシアのバルチック艦隊と決戦すべく対馬へ、ではなく、全く逆の新千歳へとジャガイモとジンギスカンと北海の幸を求めて飛び立とうとしているのである。
夢と希望と野心を乗せて、いま、ボーイングが飛び立つ。
さて、北海道の大地に下り立って皆が気付いた事がある。暑い。
全然、北じゃねーし、なんだよ、永久凍土くらいねーのかよ、暑ちいよという話しです。地球温暖化はやっぱり危険だよね、気候クライシスだよね、火力よりも原子力だよね、という話題になる訳は勿論なく我らはのんきな自然破壊主義ゴルフ万歳党である。
さて、スイングについては十分な練習を積んだはずである。特に右手の親指が体全体をナビゲーションする役割に気付いてからはスイングに期待している。更には下半身はお尻を意識するのが重要だという事も学んでいる。
さぁコースへ、の前に昼食。何食べたっけ、北海道っぽいものをと思ったけど、お昼と言えどもあんましお腹すいてなかったんだ。だから、なんか食べたけど何食べたかの記憶がない。本当に何を食べたっけね。ビールだっけ?
さすがに緯度が高くてイギリスと同じくらいだったかな、白夜の一歩手前みたいなもんだから、13 時からゴルフしてもホールアウトまで明るい。 The Openで19 時になってもゴルフしてたけどあれと同じ感覚の話しなんです。日が長いというより夜が短いというのか。とにかく 13 時スタート。最初のホールはドライバーから始まって 18 番ホールは最後をパターで決めました。
でゴルフは無事終了し夜は新千歳の町へ。目指すはジンギスカンなんだけど、みんなのノリはいまいち。北海道のジンギスカンは美味しいとどれだけ説明しても乗り気じゃない。挙句の果てにはガストでいいじゃん、吉牛があるじゃんと言い出す始末。貴様ら、北海道をなんと心得る、と説得しながらお店を探す。
面倒くさいのではしょるが取り敢えずジンギスカンの店に辿り着いた。羊が大きいと書いて美味。
満腹になってホテルに戻ってからは囲碁タイム。iPad の凄さはあれが碁盤に早変わりするという点にあるわけです。
Jobs! nice Job!
IT vs me の将棋も打ちましたが、とりあえず K と打って四苦八苦しながら 4 子勝ち。勿論これにはからくりがあってコミがないから本当なら 2 目半負け。そのあと 4 子くれてやって 40 目負け。まぁ善戦でしょう。続けて IW と 7 子とか 9 子とかで打って 3 人で楽しみました。
こうして北海道の夜が更けてゆきます。次の日、まさかあんな事件が起きるとは夢にも思う事もなく・・・
(後半に続く)
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