2011年8月25日木曜日

練習場より 2011.08.25 - 地球に串刺し

ゴルフクラブは重心がシャフトの延長線上にないため、軸が回転しようとするトルクが発生する物理的に特徴的な性質がある。スイングでは、クラブヘッドはボールに対して ○| の関係にある。○ がボールでその後ろに真っ直ぐにクラブヘッド | がある。このときクラブヘッドのネック (付け根) はより下に潜り込もうするしシャフトは垂直になろうとする。

スイングには規則がある。大きく下半身と上半身に分けて考える。これを土台と砲台に例えよう。土台がしっかりしていなければ、砲台は強引なスイングを実行できない。砲台が土台よりも強力であると土台が耐え切れず崩れてしまう。よってスイングのパワーは下半身によって決まる。

だからスイングは以下のような順序で入るべきだ。

  1. 方向、距離を決める
  2. 土台を確定する
  3. 砲台が射撃する

土台の作り方は簡単だ。スタンスをとったら地面から棒が出てきて串刺しにしてもらえばいいのだ。食人族か地球におしりを突き刺された感じだ。突き出た棒で地球に固定されれば土台はしっかり固定される。この結合が崩れないように足で支えればよい。

食人族を見ながら友人とあそこがおかしいとか言ってたらきっと怖いんだねと女子に諭された。

スイングでは土台を作る手順を忘れることが多い。これが大変に重要である理由を以下に述べる。

  • 土台をしっかりさせると極端なオーバースイングが起こせなくなる
  • 土台をしっかりさせると力んだショットが飛ぶという幻想が軽くなる
  • 土台をしっかりさせると上体の色んな打ち方が試しやすくなる
  • 土台をしっかりさせると腰の抜き方などが試しやすくなる
  • 土台をしっかりさせるとトップからスイングの切り替えしが楽になる

スイングはスタンスを取りトップを作るのではない。スタンスを取り土台を決めてからトップを作るものなのである。

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