もちろん、目という器官だけではなく、情報処理を行う脳も含めての話しだ。
人間 (哺乳類) の目は優れているが、では他の生物と比べても優れているかと言えば、そういう話でもない。イカは哺乳類と類似した目を全く別の発生により手に入れたのだし、複眼には複眼の使いようというものがある。
見る―眼の誕生はわたしたちをどう変えたか(2009/1/23) - サイモン・イングス
さてゴルフの話しである。
打ち込む先の目標は一点であるけれど、それを測定するのは目だ。顔は横向きであるから左と右は目標に対して斜めである。だから「利き目」がどちらであるかが重要な話になってくる。更には「利き目」に対してもう片方の目が前にあるのが良いのか、後ろの方が良いのかも、知っておく方がいい。
我々は横向きに立っているから (ゴルフはスノーボードと同じ横向きのスポーツ) 目と目標物を結ぶ直線は、ボールと目標物を結ぶ直線と並行ではない。だから自分の目線の先の方向にボールを打てばボールは目標よりも右に行く事になる。
脳が処理したボールと目標との直線は、実際のボールと目標の直線とは平行ではない。目標と目とボールは三角形を作っている。だから錯覚が生じる。体は目で見た感覚に合わせて打とうとするから、スイングの時にボールから目を離すなと言う格言は、この錯覚を遮断する効果があると思われる。
人間の体における足の占める割合は大きい。女性の足が好きと言う人なら尚更この事実を容認してくれるだろう。体重の 10% を占める重量を持ち、筋肉量も体の中で最大である。だから足が蹴る力は体の重心を大きく動かす。
スイングの時に右膝が前に出ると体全体が左を向く。これが体が開くという事であり、体が開けばスイングの軌道が変わる。どうやらスイング中は右足の膝は左足のそれよりも前に出てはならぬ、と思われる。これがスイングの基本らしい。
0 件のコメント:
コメントを投稿