2015年7月5日日曜日

練習場より 2015.07.05号 - 左足と左腰で捻られた形を生ず

腰を真っ直ぐに止めれば、上半身が右に動くと、相対的に、左大内転筋が緊張したのと同じ形を作る。腰を動かさないに加えて、背骨さえ左右に傾けないで、その場所に留まるように意識する。

形を作ってスイングするのは、ひとつの有効な方法だろう。だけれども、それは分かった上でやった方が効果は高い。

形を真似ても微細な所が違えば全く違うと言ってもよいほど、精妙だろう。ほんの少しの違いが、大きな差になる。それは1度の角度の差が遥か遠く離れれば、数十光年の差を生むのに似ている。同じに見えて小さな違いが全く違った結果を生み出すことは多い。技術は細部に至る。

だけれども、形を言葉で正確に説明できないことも多い。仮に説明できたとしても相手がそう受け取るとは限らない。ここの形はこう動くと言っても伝わらず、ただ、この形を見よ、と言うしかないという境地はあるだろうと思われる。

腰を真っ直ぐにしてスイングすれば、左足が内側に左腰が外側に捻じられたような形でフィニッシュする。

しかしそれは捻じって作った形ではない。捻るのが目的ではなく捻じられた形はスイングの結果。捻じってスイングするのではなく、捻じられるスイングになる。腰と左足がくっつくという感じ。左足の内側と左腰とが当たってその境界線ですれ違いこすれ合うため捻じった形が生まれるイメージ。

左足が内側に向かう、上半身が外側に行く。形としては捻られているのだが、それは捻ったから生れたのではなく、上半身が左足に当たって繋がってひとつの形を生み出したために生まれたという感じ。

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