体にはグッドな通り道がある。腕と体の間には適切な距離がある。
それは自分が思った所よりもずっと近いようである。
それをスイングの前にこの辺りかなと一瞬でもいいから考えてみるとよく分かるものである。
クラブは重力に逆らって落下する訳にはいかない。その重力がどう働いているかも、少し動かしてみれば分かるものである。
スイングする前にそれらを確認しているか、していないかで、スイングの結果は大きく変わるだという話である。
そして、今回はどうすればいいのか。
それは打つ毎に想像してみるしかない。
どの道を通ればよいかは最初に決まる。
そう考えれば、選択肢は最初に選ぶしかない。
結果は当然の帰結に過ぎない。
江夏の21球が絶賛されるのは、あり得ない場所で方向転換をし、それが成功したからであろう。
我々は思った以上に、先に決めておかなければならない。
気付いた時にはもう手遅れなのである。
もちろん、打つ前に全てが決まるのではない。
スイングは少しとはいえ微調整が可能である。
つまり、スイングの中にも途中では変えられないものと、途中でも変えられるものがある。
体と腕がどれだけ近づくかは、打つ前に決めなければならない事の一つだと強く思う。
それを無意識でやっていると、思ったよりも遠くになる。
何故そうなるか。
それは肩の位置が関係している。
肩が前にあるか、横にあるかの違いと思われる。
人間はその軌跡を後から知る事しかできない。
そして、それを知りどう働きかけるかの自由だけが存在する。
それは意識しなければ失われる。
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