2015年9月11日金曜日

練習場より 2015.09.11号 - グリップ

グリップはクラブと人間の唯一の接点であるから極めて重要である。しかし、人間の手は個人差も大きくまたクセもあるものだから一概に"こう"とは言えない。しかし大きくふたつの持ち方があることは確かのようである。

これまで左第二指の基節骨部にマメができていた。これはスイングでクラブが当たるからだが、これが改善されなかった理由がやっと分かった。

その原因は、クラブを第二指、第三指を中心に握っていたからである。クラブを手の平、手相の知能線、感情線を中心に握っていたのである。

これを改善する。

第二指、第三指ではなくて、手の小指側を使う。詰まり、第三、第四、第五指を中心に握るようにする。そうすると、手の平ではなく、手の平と指でクラブを握るようになる。これによって親指でクラブを上から抑えるのもなくなった。

手の平は平べったい。腕は完全な円柱ではない。親指と小指の方向に広がった楕円柱である。

人間の筋肉は緊張していると固定されて動き難くなる。クラブを、第一、第二指を中心に握った場合と、第三指~五指で握っている場合では、固定される場所が変わるため、腕の動きもその影響を受ける。

具体的に言うならば、指に力を入れた側が腕も固定される。

親指と人差し指で輪を作り指に強く力を入れると、手首を回す、折るなどをした時、親指側(腕の内側)を軸にして運動する。

逆に小指側に力を入れたときは、腕の外側が固定化され、そこを軸にして動く。

○小指側(尺骨神経系)×親指側(正中神経系)

手は主にふたつの神経系統で動いている。親指から中指までの正中神経と、薬指と小指の尺骨神経である。グリップは尺骨神経系を使って握る。

ではコッキングやリストターンなど腕の動きが多く必要とされる。どちらを軸に腕が回転するかはこの動きの時にとても大きく影響するだろう。

小指側を軸とした方が、スイングはスムーズになるようだ。それだけでなく、腕がきちんと下を通り、畳み込みもスムーズである。また右腕の一体感も良くなったと感じる。

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