多くの力が関係する中で、それぞれ力が独自に働き影響しあう中で、どうすれば目的とする振舞いを見つけ出す事ができるだろうか。それを計算して求めることは困難と思われる。このスイングのどこがネックになっているのか。どうすればスムーズに振ることができるのか。これは多体問題ではないか。
スイングでは人間の骨と筋肉がクラブの軌跡に影響する。そこでは内足荷重を外足荷重に切り替えるだけで見違えるほどのスムーズさが手に入れる。それが偶然なのだから世の中の幸運とは恐ろしいものである。
人間の苦悩に何の価値もない。脳髄をどれほど絞ろうと結果が得られないのなら偶然の発見に勝ることはない。まぁ脳髄を絞ってなければ偶然の発見にも気付かない、という話しでもあるのだろうが。
フォーカスすべきは左足の内転筋群(太ももの内側の筋肉)である。トップからスイングに転じるとき、初動すべきは左足のふともも内側の筋肉である。ここを緊張させることでスイングが始まるのである。それは次のような動きを体に強制する。
- 左足の緊張により体が左側に移動しようとする動きを制限する。
- 左足の緊張によりスイングの中心を体の右側に固定する。
- 左足の緊張により体の上半身の緊張(この場合は望ましくない緊張なので力みと呼ぶ)が起きにくい。
- 上半身の力みが減ることで左腕の動きがスムーズになる。
0 件のコメント:
コメントを投稿