2014年10月15日水曜日

練習場より 2014.10.15号 - 若干後傾、右肩の立ち

このタイトルは若槻千夏とも読めそうだ不思議。

人間は足の上に乗っかっている動物である。これには重力がまずある。重力は質量によって生まれる。質量はヒッグス粒子から生じるが小さすぎてゴルフとは直接的には関係しない。

二本足(スフィンクスのクイズによれば時に三本である)の安定性のない上に腰が乗っている。人間には障害がない限りは優れたバランスが備わっている。重心の高さをバランスによって制御する。だから倒れる事は少ない。

動きに少々の崩れがあっても人間は立っている事ができる。それでも立ち方が違えば動きに関係するだろう。

こころもち後ろに乗るようにするのが良いスタンスだと思う。これが上半身の動きや崩れに対して安定性が高くなると思われる。

トップを作った時に右肩は開く。開くという感覚は、上に向かって立っているとも言える。

一般的にゴルフスタンスは前傾姿勢である。これは体幹が前傾姿勢になっているという事だ。

しかしスイングでは右肩が開き、立っている所を立ったままにさせる事が大切である。

トップの状態からどのように腕が通り抜けばスムースかを把握する。その途中にボールがあるのであって、ボールがある所を打つわけではない。

スイング速度を阻害するものに、左肩の開き、右腕の畳みがある。左肩がフォロースルーできちんと開かなければ、左腕が右から左に移動する動作を左肩が邪魔をする。それによって左腕は減速する。併せてスイング速度も低下する。

また左に移動する左腕を右腕が右から引っ張ればこれも減速の要因になる。

右肩の立った状態から、立ったままのスイングをすれば、右腕が邪魔する事も起きにくいようである。せっかく立った状態にある右肩を再び寝かせれば、右腕が左側に抜けなくなる。それが左側に向かう右腕の進路を右肩が邪魔をするようだ。

右肩は立ったままにして少し前傾した左肩を開く。それと連動するように両腕がスイング軌道を通る。このような動きを可能にするには、少し足の後ろ側、かかと側に重心を置いて体を安定させておく必要がある。

この安定性があると、両足で体の重心がある内側に向って押す感じで立つことができる。

さて、合宿間近である。練習場の人工芝にのホウライの池が重なって見えて来るのである。

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