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スイングのトップの形成について自分なりの理論はある。スイングはメカニズムでありスイングの最初を形成するトップの重要性をもっか研究中だ。
そんな時、三滝で75歳というおじいさんにスイングを教えてもらった。教えてもらったというより、向こうから教えてくれた、というか強引に教わされたという所か。
そこには重要で大切な示唆があった。
そのおじいさんは75でドライバー200ヤードは堅い。背は高い方、痩せてはいるが、体はしっかりしていて、足腰もしっかりとした力のあるスイングだった。
本人曰く、昔は300ヤードというが、そこは若干多めにみても、75歳で200ヤードなら十分とも言える。
その人曰く、
スイングの基本は右肩の回転である。
その人曰く、
スタンスをとった時に左腕と右腕は持ち手の関係で高さが違う。よって、その方向を水平であると思っていても左側を向いているものである。乃ち左腕と右腕を結んだ方向が飛行線の方向となるのである。
その人曰く、
トップから右腕でかぶせるようにするとヘッドはアウトサイドインのスライス方向で動作する。
その人曰く、
スイングで左腕をひくようにすると体を引くことになるので正しいフィニッシュが取れない。また腕が縮まるためアーク(円弧)が小さくなり起動も正しくない。これは飛距離も短くなる。
その人曰く、
ボールにあたる瞬間は、左腕は伸びきっていなければならない。
その人曰く、
アプローチの距離は左肩の回転で調整するものである。
その人曰く、
アプローチのとき、ボールを左に置くか、真ん中に置くかでボールの転がりを調整する。
本人曰く、
三万円の授業料だ
と冗談にしていたが、確かに払いはしないが、それだけの価値はあった。
左肩の回転というのは、今の僕にとっては未知の領域であって、その入り口には少し触れていたとは言え、これから開拓すべき場所であった。
人間の肩というのは、人間の関節の中でも最も可動域の広い関節の一つであろう。この最大の可動域を上手に使うことは、スイングにとっても重要なのである。
これを最大限に使えていない、と言われればその通りだ。それを教えてもらったのである。僕一人でこれに気付くには1年以上は先であったろう。
なんともありがたい話であるし、こうやってゴルフというのは見ず知らずの人の間でも、受け継がれてゆくのかな、と思った次第である。
その人は、月、水、金はそこで練習していると言ってた。三滝に行ったときにはこの方を探してみるのもよろしかろう。次も再会し、うちの父親ともども、また教えを乞いたいと思い、ここに書いた次第である。
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