2010年10月13日水曜日

練習場より 2010/08/13 - 青山薫

フックやスライスは、曲がりが大きすぎて到着地点が予測できないのでいただけない。フェードやドローはその範囲が小さく、方向性を限定できる利点がある。

例えば、まっすぐ打つショットは成功すれば素直だが、失敗すれば、右か、または、左となり、リスクが高い。

左に池が待っている時、フェードであれば、失敗しても池に入ることなく、しかも右に行き過ぎることのない計算の範囲に落ち着くボールを打てる、可能性が高い。

さて、左に池、右にOBの場合はどうするんだ、という話もあるが、理想はまっすぐだが、小さな、フェード、ドロー、どちらかを選ぶのも手だ。もちろん、小さなクラブを持つことで飛距離により危険を回避する選択肢もある。

チャレンジホビーで青山薫氏が指摘していたのだが、練習場でこそ、曲げて打てというのは確かに真実だ。幾ら曲げてもいい、確かに。曲げる練習するのは、まっすぐ打つ練習にもなる、確かに。そして、曲げる練習すると、景色が広くなってくる、成る程。


さて、スィングの話である。

ゴルフのスィングも、投槍器と同じ物理法則が働くのだが、肩、肘、手首、ヘッドと3つ関節の関節から構成される3段ロケットになる。肩からのわずかな動きが拡大されヘッドにまで伝達される。

スイングプレーンを思い浮かべると、まるで肩からヘッドまで一本の棒のようにイメージされるが、実際は違う、竹製のヘビのおもちゃのようなものであろう。

http://retro-club.com/hebifue.html

肩からヘッドまで一直線で構成されているわけではない。肘も曲がり、手首も曲がる。

すると、トップにも作り方というのがあって ヘッドが大きく動いて、それに応じて手首が動く。それに応じて、肘が、そして肩が少しだけ動く、と言う風にトップ位置を作る。

打つ時はこの逆だが、力の爆発は、全てが同時に行われるらしい。つまりボールに当たるタイミングで全ての力が最大限で一致しているのが理想だ。

ヘッドの物理特性に応じた方向に動き出す。肩と腕は同じ方向への運動を行うのがよい。どちらかが先行すると、残されたほうがブレーキとなり、速度の低下、でなければ、力が違うベクトルに分散し抜け方向性に影響する。

腕は、体の真下を通るイメージだが、僕の場合、それより上、つまり、前、を通っている事が多い。これは、脇が締められてないという感じでもあるし、腕が横方向へ回転しようとしている感じもある。肩が遠回りをしている感じでもあるし、ボールを真後ろから打とうとする観念みたいなものがある。

ヘッドがボールの飛方向に対して垂直になるまで体は前のめりにならない方がいいと思う。トップの位置からまっすぐに下せば、クラブのフェースがボールに垂直になる軌跡がある。

更に構えた位置にクラブのヘッドが戻ってくるためには、とにかく、おしりの穴の位置で調整するのがよい。

ダフリについては、おしりが下がらないようにするのが効果的だ。トップは、上体の起き上がりも関係してくるので、おしりだけでは何んとも言えない。

ドローとフェードを意識して打つ練習は、これは面白い。僕は8番アイアンでよくやっているんだけど、兎に角、どんなに失敗してもここまでしか曲がらないを身につけておくと、コースで使う時がそのうち、何時の日か、ある日、突然に来るかもしれない。

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