風車の理論と言えばアントニオ猪木であろう。相手の技を受ける、いなす考えである。相手の力に逆らわず力の流れを捕え利用する技術論である。さてゴルフにも風車の理論はある。それは格闘技のような技術論ではない。スイングを一つの風車に見立てたものである。
ゴルフクラブは上から下へ、下から上への軌跡を通り、円ではないが円に近い軌道を描く。このとき体幹は風車の軸受けに当たる。ボディターンや振り子理論は風車の理論では否定される。何故ならボディターンにより生れる回転方向は横だからだ。体が横方向に動いても上下方向で回転する風車の羽には何の役にも立たないのである。動く方向が違うのである。
ボディはスイングの邪魔にならないように動く。スイングの途中で邪魔になる場所から速やかに消えるように次々と移動する。ボディのあらゆる場所はスイングの邪魔にならない様に気を付けなければならない。体には大量の筋肉がついている。これはパワーを与えるための筋肉ではない。スイングの邪魔にならないように気にしなければならない筋肉だ。
では体幹は運動の役に立たないのか。そんなことはない。運動は上半身で回転を得るが、これが強く回転する為には体幹が強く支える必要がある。肩だけが回るのではなく、テコの原理、作用、反作用が起きている。これがスイングに力を与える。
最初の作用、反作用は恐らく、足と大地の関係だろう。次にこの力を受けて腰が、反作用として上体に力を伝える。この伝わった力が肩の運動を支えると思われる。左足と右肩を結んだラインは一つのキーポイントである。このラインを重心が越えて左に移動してはならない。左足のキック力は右肩へと伝わるんじゃないかと推察している。
ゴルフは横回転ではなく縦回転の運動である。最下層、ボールにインパクトを与える瞬間のヘッドの角度を意識した方がよい。
とりあえず練習中である。僕の自己流は他の人に教えるような内容ではないけれど、ともあれ今の到達点を書いておいた。
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