2011年6月18日土曜日

GOLF 2011/06/18 - 大津波

K に言わせれば、距離が短かった。IT に言わせれば、今日のグリーンは簡単だった。IW に言わせれば、スタンスの位置がいまいちだった。

何とでもいわば言え、東筑波でやっと100を切ったのである。96 である、50 + 46 である、計算してみたまえ、間違っていないはずだから。

なお、パドレイ・ハリントン(アイルランド)が視聴者の指摘で失格になったのは今季欧州ツアーのアブダビ HSBC ゴルフ選手権でのこと。ボールマーカーと置き換える際にハリントンの手がボールに触れてごくわずか動いたのにもかかわらずプレーを続行したという指摘が視聴者から寄せられ競技委員がホールアウト後ビデオ審査を行った結果、スコアの過少申告となり優勝争いから一転、失格となったのだ。

欧米人の作る規則は分かり辛くて仕方がないが、判例によればどうやら一打罰のようである。むむ 97 かも知れない。なお風で動いた場合は動いた場所から打たないとペナルティ。

大変だぜ。今回はキャディさんにパターの打ち方も教わった。それはスタンスの位置についてだ。ボールからパターのクラブヘッド一つ分くらいに立つのが良いらしい。ボールとの距離が離れすぎると方向性が狂うとある。

3点で位置付けるほうが方向性は正しく決まりそうなのだが、実際に打ってみると確かに直進しやすいようだ。但しクラブはほぼまっすぐに構える事になるのでヘッドの先の方が凄く下に垂れた感じだ。

後半のスコアが良かったのは暫定パット改造が良かったのかも知れない。ともあれ、やっと低迷から脱出して、再び 80 台を狙う事ができそうである。

スイングについても違和感が無くなってきた。まだ身についたとは言えないしドライバーの飛距離は出ないしと課題は残るが、ともあれ、これからのゴルフが楽しみになってきた。

P.S.
その日の夜、未来少年コナンの「大津波」を見ることができた。これは震災以来ずうっと見たかったから非常によかった。それについてはどこかで書く機会があったらその時にでも。

2011年6月17日金曜日

練習場より 2011/06/17 - 飛ばしたい欲求

ゴルフのスイングには、少しでも遠くへ飛ばしたい強迫観念があってこれから逃れる術はない。しかし飛ばしたいスイングが飛ぶスイングとは限らないから悩ましい。そこには幾つもの自分なりの合理性があって、こうすれば飛ぶはずという思い込みで満たされている。

体を回す方が飛ぶはずである、大きな円軌道の方が飛ぶはずである、力一杯振り抜いた方が飛ぶはずである、左から右へ体を動かす方が飛ぶはずである、e.t.c.

多分、どれもヘッドスピードを減速こそすれ加速しない。人間の体の動くスピードはクラブヘッドの速度と比べて極めて遅いからである。ヘッドに合わせて体を動かしてもヘッドのスピードには追い付かない。それは逆にヘッドを減速させる、つまりブレーキの役割をする。

自転車の後ろを人が幾ら押しても、最初の動きだしで少し楽になるくらいでトップスピードは自転車を漕いだ方が早い。人が押しても自転車のスピードが増すにつれて追いつけなくなるのと同じだ。

練習で何回もボールを打っても失敗ばかりで不貞腐れて帰ってくるが、何気に家で軽くスイングした時に謎が解けた気がする、分かった気になる。

例えばトップの作り方。練習場ではどうしても違和感があって上手くトップが作れなかった。それで家で軽く振ってみたら、どうやら分かったようだ。

クラブヘッドのトウの上には外側に山のようになった部分、クラウンがある。この部分を先頭にしてトップに位置付けてゆけば違和感が少ない。ヘッド全体の動きを体感しても、毎回同じにはならないし、ちょっとした動きの違いにも違和感を感じる。それよりもクラウン部分で先導してトップを形作るといい感じだ。これが正しいかは未定だ。

だが、分からないまでも盲目的に繰り返し試し失敗を続けてゆく。それで上手くゆくのか、それとも失敗を重ねるだけなのか、仮に明日は上手くいっても、明後日にはまた違和感を感じているはずである。

その繰り返しのであろうとも一つの光明について明日のコースで試してきたい。

2011年6月10日金曜日

練習場より 2011/06/10 - トップ

トップの形成はスィングの静から動に切り替わる重要な点である。

スィングの目的はボールを打つ事であるからトップはその目的のための手段に過ぎない。だが、ボールを飛ばすという物理的現象のために、トップもまた物理的な、そして身体的な制約を受けるのは自明だ。津波の射流が位置エネルギーから運動エネルギーに変わり威力をあげるのと同じでゴルフでもトップにある位置エネルギーをスイングの運動エネルギーに変えるのである。

津波もゴルフのスイングも、畢竟プロレスのブレンバスターなのである。

さて、トップの形成では、左腕と右腕を一体にクラブを左上に持ち上げる。このとき悪い癖で右腕の肘が大きく"くの字"型になり上の方に張り出す形になる場合がある。これは悪い形であって、右脇が空いた形になるという事は、トップ位置にあるクラブの方向に影響する。右肘を張っているのは、主としてクラブフェースの向きが悪い事を示す。肘は地面を指すのが腋も締まって良いと思う。

トップ位置にあるクラブフェースは、感覚的には上を向いており、シャフトとヘッドの重心の位置関係において「シャフトの後ろにヘッドの重心がある」でなければならない。

次に重要なのが、トップ位置を形成した時に、体の重心は左足によって右に流れるのを止められていなければならない。これも大切で、イメージとしては右足に体幹が載っているというか、支えられているというか、うん、受け止められているという感覚だ。

トップは右側への重心移動だがこれを右足が受け止めている状態である。その結果、体の重心はスタンスを取った両足の内側にある。以前、トップを形成した時にスイングの中心となるスイングポイントがあると言う話しをした。これを従来は、肩甲骨の右上くらいと位置付けたが、右足が受け止めた位置に訂正する。これは意識の持ちようなので個人差もあるし絶対に正しいというものではないのだが。

トップの位置からスイングが発射されるのだが、この時にシャフトの後ろ側にあるヘッドの重心は回転して前側にくる。この動きは余りに早いので意識して操作する領域にはない。どちらかと言えば両腕が体と離れない様にして、体のすぐ近くを腕が通るような感覚でスィングする。

この切り替えし以降のスイングに入ってからの動作については、現在探求中であるが、少なくとも腕が力んでいる状態は宜しくはない。

さて、来週のコースに向けて、ゴルフスィングの探求はこれからも続くのである。

2011年6月9日木曜日

練習場より 2011/06/09 -パター

練習場といっても今回は家のフローリングである。パターには、大きくマレットとピンの2種類がある。この二つにはそれぞれの特徴があるが、僕はピンタイプを使う。

パターの基本構造も他のクラブと同じでヘッドがありシャフトがある。

パターでは、他のショットとは異なり、芝目の方向、強弱、グリーンの傾斜、堅さ、柔らかさなどから多大な影響を受ける。これが分かる様になるには経験と勘が大切だが取り敢えずは思った方向に打てるのが前提である。

で、パターを打つのだがシャフトはパターの端の方に繋がっているので地面と平行に打つ感じにするとヘッドが開きやすい。開くとパターの外側が内側よりも後ろになる。シャフトの位置とパターの重心がずれているので、重心の方が後ろに遅れる、またはシャフトの位置を中心に回転しようとする力が発生する。これがパターが安定しないひとつの理由で、まっすぐに打っているつもりでもヘッドが開きたがっているのだ。

これを防ぐには、ボールに対してまっすぐに引いて、まっすぐに打ち出すだけは不十分で、地面と水平に動かそうとする限りは、どうしても物理的な特性から開き気味になってしまう。そこで打ち方としては若干上から下に打ち下ろす感覚が必要になってくる。

水平に動かすよりも少しだけ重力の力を借りて、下方向に打ち出す方が開くのを抑えられる。これは打ち下ろす方が少しだけ左側への回転運動が発生するためと思われる、科学的な検証はしていないが。

更に打つ時に大切なのは、体の左側でヘッドの方向がずれない様に腋を締め体から離さない事だ。打ち終わった後に体と腕が離れたのなら腕はボールに当たる前から離れようとしていたのだ。それでは打ちたい方向よりも軌道が斜めに動いていたと思われる。

パターは体と腕が一体になっている感じが望ましいか。その為にはパターは体の右側だけで完結すべきではないか。左側が動いてはならないのを更に推し進めて右側だけに留めるべきではないか。打つ時に状態が揺れたり大きく動いたりするとか、高さが変わるなどはもっての他である。体を固定して操作しようとすればこれらのミスは極力減らす事が出来るのではないか。

この感じで上手くいくか、上手くいかないかは、次のコースで試してくる。