投槍器(とうそうき、アトラトル)という道具は、狩猟した動物の骨などで作成され、一万年前から使われていた人間の技術の象徴である。
投槍器の仕組みは、槍をより遠くに強く投げるための仕組みであり、手の延長にあって、第三の関節を作るものである。
これは野球のピッチングの延長でもあり、手首から先の動きがさらに誇張されたものである。投球ではボールが手から離される寸前に手首のスナップが効かされるが、同じように投槍器も動く。
基本的な加速は、手首までの動きで作られるが、実際にボールを投げる動作を試してみれば分かるが、肩から肘、肘から手首と次第に加速が大きくなる。
これは内側(肩)ほど大きな円運動をしているが、その外側(肘)に第二の円運動があり、更にその外側(手首)に第三の円運動があるといった具合で、複数の円運動によって加速を生む場所を確保していると言える。
外側にある(より小さい)円ほど加速されるのは、加速にテコ(たぶん)の力を使うからで回転している方向に対して更に小さい円で加速を加算する。よって、上位(より小さい円)に行く程、遅れて動かすのが道理で、この時間のずれを上手く使うほど加速の上に加速を加算する事になり、上手に力を与えていると言える。
一万年前から使っている人類が使っている投槍器は、ゴルフのクラブに姿を変え現在に至っている、という話しである。
さて、大きな円運動の中に小さな円運動があるという話をすれば、誰もがきっと太陽と地球と月の関係を思い浮べるだろう。肩の円運動を太陽の周りを公転する地球に例えれば、手首の円運動は地球の周りを公転する月である。なお右肩と左肩と二つある所がいかにも楕円軌道の焦点に見える。するとケプラーの第2法則が示す通り、近点に近いほど速度は増すはずである。これがスイングスピードに影響しないはずがなかろう。
つまり、ゴルフスイングは円運動ではなく楕円運動であると認識を改める必要があるかも知れない。むろん人間の体で作り出す軌道だから真円はありえないけれども。
さて、トップの作り方には、こつがあろうはずで、今日見つけたのは、ボールとクラブヘッドとの関係である。常にボールとクラブを見えない糸で結んでおき、この見えない糸を意識しながらトップを作ると、切り返しからスィングするまでがスムーズになる。
これは人それぞれの話ではありますが。
- 練習場より 2010/07/31 - 投槍器
- 練習場より 2010/07/10 - 全英オープンによせて
- GOLF 2010/07/10 - 筑波国際 - パタリロ
- 練習場より 2010/07/06 - おしり
2010年7月31日土曜日
2010年7月10日土曜日
練習場より 2010/07/10 - 全英オープンによせて
石川遼が、Tiger Woods が、Tom Watson が、Phil Mickelson が、St. Andrews の地で最高のパフォーマンスを展開している時に、僕もまた練習場にいた。
今日、これまでの歴史上、最高の練習ができたと思っている。もちろん、史上最高の僕の練習だ。練習の前に全英オープンをちょろっと見ていったのが良いイメージを生んでくれたんだろう。遠い地で挑み続ける彼らの姿が地球の反対側で僕にも影響しているなんて彼らは夢にも思うまいよ。練習場でなら僕は Tiger にも負けない。史上最強の打ちっ放しer だ、と妄想するくらい上出来だ。
スィングのためのスタンスは、クラブと身体で三角形を作るものだ。この三角形は感じ的には鋭角的な方がよいようだ。
そして重要なのは肩と腕の運動であり、この二つがスムーズに動くように気を付ける事が大切だ。この二つは連動するが、一緒に動くわけではない。外側からみたら肩と腕は一緒に動いているように見えるが、一本に繋がった構造はしていない。
肩と腕の付け根である関節がどれだけスムーズであるかは重要だ。肩関節の動きがクラブ運動の障害とならないようにスムーズに力を逃がす事。クラブの重心方向にスムーズに加速する事。腕は重心を最大限に使うためにイメージとしては鉛直垂線の方向に運動する事。
方向性はお尻の穴で決める。簡単にいえば、ぎゅっとしておけば体は固定されるので方向性が安定する。
これが本日の最高のパフォーマンスを得られた Tiger をも凌ぐと自負する打ちっぱなしだ。
今日、これまでの歴史上、最高の練習ができたと思っている。もちろん、史上最高の僕の練習だ。練習の前に全英オープンをちょろっと見ていったのが良いイメージを生んでくれたんだろう。遠い地で挑み続ける彼らの姿が地球の反対側で僕にも影響しているなんて彼らは夢にも思うまいよ。練習場でなら僕は Tiger にも負けない。史上最強の打ちっ放しer だ、と妄想するくらい上出来だ。
スィングのためのスタンスは、クラブと身体で三角形を作るものだ。この三角形は感じ的には鋭角的な方がよいようだ。
そして重要なのは肩と腕の運動であり、この二つがスムーズに動くように気を付ける事が大切だ。この二つは連動するが、一緒に動くわけではない。外側からみたら肩と腕は一緒に動いているように見えるが、一本に繋がった構造はしていない。
肩と腕の付け根である関節がどれだけスムーズであるかは重要だ。肩関節の動きがクラブ運動の障害とならないようにスムーズに力を逃がす事。クラブの重心方向にスムーズに加速する事。腕は重心を最大限に使うためにイメージとしては鉛直垂線の方向に運動する事。
方向性はお尻の穴で決める。簡単にいえば、ぎゅっとしておけば体は固定されるので方向性が安定する。
これが本日の最高のパフォーマンスを得られた Tiger をも凌ぐと自負する打ちっぱなしだ。
GOLF 2010/07/10 - 筑波国際 - パタリロ
golfに行ってきました。
天気はかなり良くて汗をかきながらのプレイ。でも、時折の風が涼しかった。
このゴルフ場は、アップダウンがあり平坦な位置からのショットもあれば、右足上がり、下がりのショットも体験できる。次のショットのために、今のこのボールをどう打つかは考えなければならない。
R&A(Royal and Ancient Golf Club of St Andrews)のルールに抵触し強制的に支払うだけがペナルティではない。自発的に一打を損しなければならない。自ら進んで払うペナルティとしての一打は、実に貴重だ。
ライが悪いから、これをペナルティとしてどの方向に打つか、このままグリーンを狙うのか、それともライの良い場所を探すのか。次に打つライを探し回る、というのがもしかしたらゴルフの本道かもしれない。
今回はアイアンの改善が体感できてよい内容だった。勿論スコアは悪いしパターやドライバーはえばれたものではないんだが。それでも最重要課題であるアイアンのその方向性については改善できた。Best ではないが Better であった。
最悪なスコアでもゴルフをする。OBとウォーターハザードなら池を、池とバンカーならバンカーを。悪い選択肢の中から Best を choice してゆく。
さて、練習場ではボールの正確性とミスヒットにおけるぶれの小ささを目指した。アイアンは正確に飛ぶ事、ミスしてもその被害が小さい事、この二つが目標である。
ミスヒットしても方向が正しく、距離が少しだけ短かったり長かったりするのなら許せる。方向が明後日ではこれは救いようがない、どうしようもない、打つ前から対策ひとつ打てない。
勿論、距離も方向もどちらも Best なのが理想だが、ミスから逃れられないのであれば、方向が正しく距離でミスする方が許容できる。
ピッチで正確性を出すためのコツは、なるべくスタンスで腰を高くする、ということにある。ボールに近く立ち、垂直鉛直線に近い軌道になる方がスィングが縦振りとなりぶれが小さく抑えられる。シャフトが短いのだからボールに近づくのは当たり前だが姿勢を低くしないよう注意も肝要だ。
スコアは重要だ。だが、スコアだけではない。同伴者に勝つ。それも、圧倒的に勝つ。相手の最高の GOLF に勝つ。そのためには、スィングの時に近くに立ったり、話かけたり、自分の前のホールのスコア申告が違うんでないかと喋り続けてきたとしても、勝つ。
私は勝つ。相手に地団駄踏ませて勝つ!相手の最高の斜め上を行く。そうでなくてはならない。そういう心構えで勝つ。なんとしても勝つ。
そう、僕はパタリロになりたいのだ。
天気はかなり良くて汗をかきながらのプレイ。でも、時折の風が涼しかった。
このゴルフ場は、アップダウンがあり平坦な位置からのショットもあれば、右足上がり、下がりのショットも体験できる。次のショットのために、今のこのボールをどう打つかは考えなければならない。
R&A(Royal and Ancient Golf Club of St Andrews)のルールに抵触し強制的に支払うだけがペナルティではない。自発的に一打を損しなければならない。自ら進んで払うペナルティとしての一打は、実に貴重だ。
ライが悪いから、これをペナルティとしてどの方向に打つか、このままグリーンを狙うのか、それともライの良い場所を探すのか。次に打つライを探し回る、というのがもしかしたらゴルフの本道かもしれない。
今回はアイアンの改善が体感できてよい内容だった。勿論スコアは悪いしパターやドライバーはえばれたものではないんだが。それでも最重要課題であるアイアンのその方向性については改善できた。Best ではないが Better であった。
最悪なスコアでもゴルフをする。OBとウォーターハザードなら池を、池とバンカーならバンカーを。悪い選択肢の中から Best を choice してゆく。
さて、練習場ではボールの正確性とミスヒットにおけるぶれの小ささを目指した。アイアンは正確に飛ぶ事、ミスしてもその被害が小さい事、この二つが目標である。
ミスヒットしても方向が正しく、距離が少しだけ短かったり長かったりするのなら許せる。方向が明後日ではこれは救いようがない、どうしようもない、打つ前から対策ひとつ打てない。
勿論、距離も方向もどちらも Best なのが理想だが、ミスから逃れられないのであれば、方向が正しく距離でミスする方が許容できる。
ピッチで正確性を出すためのコツは、なるべくスタンスで腰を高くする、ということにある。ボールに近く立ち、垂直鉛直線に近い軌道になる方がスィングが縦振りとなりぶれが小さく抑えられる。シャフトが短いのだからボールに近づくのは当たり前だが姿勢を低くしないよう注意も肝要だ。
スコアは重要だ。だが、スコアだけではない。同伴者に勝つ。それも、圧倒的に勝つ。相手の最高の GOLF に勝つ。そのためには、スィングの時に近くに立ったり、話かけたり、自分の前のホールのスコア申告が違うんでないかと喋り続けてきたとしても、勝つ。
私は勝つ。相手に地団駄踏ませて勝つ!相手の最高の斜め上を行く。そうでなくてはならない。そういう心構えで勝つ。なんとしても勝つ。
そう、僕はパタリロになりたいのだ。
2010年7月6日火曜日
練習場より 2010/07/06 - おしり
おしりの穴というものがある。
これの使い道にも色々ある。それなりの人生を歩んできた方なら、使い方の二つや三つ、四つや五つくらい思いつくだろう。
さて今日からその一つにゴルフのスィングを加えていただきたい。
スィングする時にもおしりは非常に大切なのだ。
以前、ゴルフクラブの重心とスィングの方向の関係が大切である事を述べたが、このような物理特性というのは人の体の側にもある。
人の体には腕を振りやすい方向というものがある。腕を右から左に振るのに体の下を通るのと横を通るのでは動かしやすさが異なる。これは、人体の骨格、関節、筋肉による特性である。
おしりの穴を締めると下半身の動きにある程度の制限を与えることが出来る。これも人体の特性である。これにより、腰が動き過ぎるのを防ぎ、股関節を固定化する事が出来る。
(あくまで個人の感想であり、効果・効能を保障するものではありません)
股関節が固定化すればショットは安定する。
スタンスでは、まずボールに対してクラブを構える。ボールとクラブの位置から地面に対して斜めの円状の軌道がスィング軌道である。この円状の範囲をスィングすればダフリは起きない。
クラブをトップの位置に持ち上げる時にクラブが次に動く方向が確定する。そのクラブの方向が、腕と体幹の角度を決める。その角度が腕を一番振りやすい角度になっていればエネルギーロスの少ない効率的なスイングとなるはずである。
クラブの長さによって腕と体幹の関係も変わり角度も一定とは言えない。この角度、ダフることなく最高速を期待できるスィングのトップを決める重要な要件だ。
スイングの時、おしりの穴は締まっているか?
もしそうしていれば、スィングでミスしてもあまり大けがにはならないはずだ。股関節の締まりが解けると、ボールの飛び先は予測不能となる。
スィングで一番重要なのは方向性である。距離はその次だ。良いスィングとはミスしてもケガが少ないものを言う。少なくとも、僕はそう思う。
さて定例会直前の現在の最新最高スィングをここに公開した。定例会メンバー諸君には覚悟を求めたい。これまでの実績から、今の俺、上手いんだぜ、と威張れっても信用しないであろうが、まあ驚け。定例会では結果をお見せするとしよう。
岡田 JAPAN だって結果を残したのは追い込まれてからである。たぶんだが、俺だって!
これの使い道にも色々ある。それなりの人生を歩んできた方なら、使い方の二つや三つ、四つや五つくらい思いつくだろう。
さて今日からその一つにゴルフのスィングを加えていただきたい。
スィングする時にもおしりは非常に大切なのだ。
以前、ゴルフクラブの重心とスィングの方向の関係が大切である事を述べたが、このような物理特性というのは人の体の側にもある。
人の体には腕を振りやすい方向というものがある。腕を右から左に振るのに体の下を通るのと横を通るのでは動かしやすさが異なる。これは、人体の骨格、関節、筋肉による特性である。
おしりの穴を締めると下半身の動きにある程度の制限を与えることが出来る。これも人体の特性である。これにより、腰が動き過ぎるのを防ぎ、股関節を固定化する事が出来る。
(あくまで個人の感想であり、効果・効能を保障するものではありません)
股関節が固定化すればショットは安定する。
スタンスでは、まずボールに対してクラブを構える。ボールとクラブの位置から地面に対して斜めの円状の軌道がスィング軌道である。この円状の範囲をスィングすればダフリは起きない。
クラブをトップの位置に持ち上げる時にクラブが次に動く方向が確定する。そのクラブの方向が、腕と体幹の角度を決める。その角度が腕を一番振りやすい角度になっていればエネルギーロスの少ない効率的なスイングとなるはずである。
クラブの長さによって腕と体幹の関係も変わり角度も一定とは言えない。この角度、ダフることなく最高速を期待できるスィングのトップを決める重要な要件だ。
スイングの時、おしりの穴は締まっているか?
もしそうしていれば、スィングでミスしてもあまり大けがにはならないはずだ。股関節の締まりが解けると、ボールの飛び先は予測不能となる。
スィングで一番重要なのは方向性である。距離はその次だ。良いスィングとはミスしてもケガが少ないものを言う。少なくとも、僕はそう思う。
さて定例会直前の現在の最新最高スィングをここに公開した。定例会メンバー諸君には覚悟を求めたい。これまでの実績から、今の俺、上手いんだぜ、と威張れっても信用しないであろうが、まあ驚け。定例会では結果をお見せするとしよう。
岡田 JAPAN だって結果を残したのは追い込まれてからである。たぶんだが、俺だって!
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