2014年3月16日日曜日

練習場より 2014.03.16号 - 無重力感

スイングでは体を回すなかれ。回すとスライスかフックになる。回さないように打つ。どうするか。恐らく、外から見ている人には回しているように見えるであろう。しかし打っている本人には回している意識はない。

スイングは2つに大別できる。
  • スタンスからトップまで
  • トップからフィニッシュまで

ボールにヒットした瞬間を意識する事は有益かも知れない。しかしそこでスイングは停止する訳ではない。意識することでフォロースルーが疎かになる事は有益ではない。これは流れの中で打つと言う事を意味する。

ボールがクラブに当たり離れた後のクラブの軌跡がどう変わろうとも、ボールの飛翔には影響を与えない。だからボールに当たる迄が重要である。故にフォロースルーはスイングとは何も関係がない。

ボールが離れた瞬間にクラブが停止するのであればフォロースルーは不要だ。ただそれは人間技ではない。最大のパワーを伝えた後もクラブは停止できない。プレイヤーの体を壊さない為にも上手にパワーを解放する必要がある。

だからと言って当たる迄だけを意識しおけばよいというものではない。これはスイングを点と考えるか、それとも線と考えるか。ボールに当たる点を考えるか、通過点にボールがあると考えるか。バンカーショットはボールを打つものではない。砂を外に出すように打つ。その砂の中にボールも含まれている。


左腕がトップからどういう軌道を通り、畳み込まれるかは重要だ。

人間の体はとても多くの部品の組み合わせで構成されている。だから、右腕を上げて反対側の左手を右肩に置くと、単に右腕を上げているのとは違った体の状態を生む。

左手を右肩に置く方が体が捻られる感じが強くなる。柔軟性が高くなる。こういう発見は古武術による体躯の見直しから次々と発見されている。腕の高さや肘の前後が、反対側の腕の動きに影響する事は自明である。ただどのように影響しているのかは分からない。


左足がトップでどうなっているかも重要だ。

左膝は体の少し前に出て曲がっている。これを強く曲げ過ぎるのと体を支え切れない。伸びすぎるのも良くないようだ。これは新しい気付きだ。

さて、スイングの途中で体が無重力のように浮かぶ事に気付いた。右足が蹴って浮かぶのか、それとも、地面からの反発力を体が受けているのかは分からない。ただ、足の支えが無くなり、どっかに倒れそうになる恐怖感がある。

練習場は 2F にあるから落ちるんじゃないかという恐怖心が起きる。無重力感を感じるのは良いのやら、悪いのやら。しかし、面白い感覚なので、少しばかり注目したい。

こうして足の動きに少しばかり意識が向き始めたわけである。

0 件のコメント:

コメントを投稿