子貢問 (子貢問う)
師與商也孰賢乎 (師と商とはいずれがまされるか)
子曰 (子いわく)
師也過、商也不及 (師は過ぎたり、商は及ばず)
曰 (曰わく)
然則師愈與 (然らばすなわち師がまされるか)
子曰 (子いわく)
過猶不及也 (過ぎたるは猶及ばざるが如し)
だが、意識のし過ぎは、無意識よりも悪い。
トップである。トップでの違和感というものは、重要な指摘である。
それを見つけようとした結果、どうやら右腕に関係していたようだ。
左腕も右腕も力を抜いたまま、左手首の角度を保ったままトップを作る。このとき右腕を無意識のままにしておくと悪い方向に力を与えるかもしれない。それくらいなら右腕をきちんと意識して位置付ける。
スイング中に右腕がスイングの邪魔をしないようにする。右腕を押したり引いたりすればスイングの軌道が変わる。アウトサイドインやインサイドアウトの軌道がスライスやフックの原因になる。
左腕が大きく右側に入り込むとき、右肩もこれと連動するはずだ。右肩が連動して移動しなかったり左肩に押されて上下に逃げるよりも、そのまま背中側に移動する方が良いだろう。左肩と右肩の関係に気を付ける。
もうひとつ違和感を感じるのに右側腹部がある。ここが一番ねじれている。このねじれた形をきちんとスイングで正しい方向に戻さなければ軌道を変える原因になる。
スイングにはいくつかのポイントがある。コース上でも終盤ともなれば疲れからへんな意識が頭をもたげてくる。さっきまで何も考えずに打てていたものが、意識したとたんに打ち方が分からなくなる。分からなくなれば迷う。それがスイングを崩す。
左手首の角度を変えないようにトップを作る事。トップでは右腕が邪魔しないようにする事。左肩を右に入れ込む事。ねじれた右腹がスイング中に左右前後に移動しないようにする事。右腕が邪魔しないようにスイングする事(右わきが大きく開かない事)。
これらを忘れた時にどう打つべきか。ある一点だけに意識が集中するかも知れない。それが最後の頼みの綱になる。疲れ切って、更に頭が真っ白になった時に、本当のスイングと出会えるわけである。
意識のし過ぎは悪い、だが無意識だけでは乗り切れない。
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