2013年3月14日木曜日

練習場より 2013.03.14号 - 祈り

長い練習の休みから戻るとそこは新しいスイングだった。

祈り。

世界にはまだ戦争の中にいる人達、食べ物に餓えた人達、犯罪に巻き込まれる人たち。

そういう人達のために祈りがある。

それと同じ様にゴルフのスイングにもまた祈りが必要だ。

そういう事に祈るのはけっして褒められたものではない。

神様、風の神様、どうかみんなを守って。

「神様、ゴルフの神様、どうかボールにクラブがきちっと当たってください」

逆に言えば、ボールに当たる時以外は意識しない方がいい。

トップからスイングを始める時にどうしても飛ばそうとして力む、僕らの力の意識は、どうやら宇宙空間にあるあらしい。

何故なら、最初に与えた加速がその後まで残ると考えているらしいから。

最初に与えた加速がスイングでもっとも大切と思っているらしいから。

ゴルフのスイングの加速はもっとゆっくりと与えていい。

スイングの始動は、そのような力を与えるとか、加速をさせる場所ではない。

こういった意識を取り除くために祈りが必要となるのだ。

ただボールに当たって、と祈りなさい。

その方がずっといい。

そうするとクラブはボールに当たる。

もっといい形で。

邪念は取り除くのが難しい。

だから祈りがある。

トップでは力まない。

スイング中もスピードを与えようとしない。

ただボールに当たりますように。

その時はこれくらいの強さで。

それだけでいい。

ゴルフの神様、ボールにちゃんと当たってください。

願わくば、少しだけでも世界が平和になりますように!

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