人間は風邪を引く。風邪を引くと大概のことはどうでもよくなる。ゴルフもまた同じ。
目の前の事に集中していない。風邪は僕をぼうぼうふらふらにするので、余計な事も考えられない。
この余計な事を考えない状態が、集中するとかゾーンに入るとかに近いのかも知れない。
達観、昔の人はそう呼んだかも知れない。
反省を何度もする。それは同じ事の繰り返しだ。人間の脳は元来が沈黙を好むように出来ていない。それは意識というものが無意識を汲み出し言語化しようとする働きだからだ。常に何かを入力し共鳴しわんわん響く様にできている。
雑念が結果に悪い影響を与える事なら数年前から知っていた。だが知っている事と雑念を払う事は違う。それは目の前に相武紗希が裸でいるのが如し。
風邪は雑念を駆逐する。これは凄い発見だ。風邪を引けば新垣結衣が裸で居ようともなにも反応しない。
これをどうやって人工的に作り出すか。
喉が痛くて話しが出来ない。母音が特に痛い。子音の多い英語の方が喉への負担が少ないようだ。YES, No, SonOfaBitch, Oops だけが口から出る。日本語は痛い。
自分の声が変って聞こえるので違う人間になった気がする。おしの人の苦労も少しだけ分かった気がする。音声で言葉を伝えられないのは不便だ。手話を習おうかと思ったくらいだもの。
風邪のせいでテレビもバカバカしく感じられた。仕事もお気楽になり書くのも適当になりまるで別の人間に変った気分だ。
だがスコアは無情である。風邪を引いた所で良くはならない。初日にホール 16 を叩く。これはいただけない。ひとホールの最高記録である。これは風邪のせいではない。
どうやったらそんなに叩けるのか。たしかグリーンサイドのバンカーで 10, 11, 12 と数えていたのは覚えている。
まぁ仕方がない。これがゴルフというもんだ。ニューセントアンドリュースゴルフクラブはタフで面白い。個人的にはホウライカントリークラブの方が好きだが。
今年のゴルフ合宿。温泉は、馬頭温泉、ラドン付きのなかなかの湯である。どちらかと言えば、今回はゴルフよりも温泉だった。風邪を治すため頑張って入ったのだが、風邪は強かった。それから一週間はフラフラしてた。
0 件のコメント:
コメントを投稿