2011年4月23日土曜日

GOLF 2011/04/23 - 金子みすず

「パー?」っていうと
「ダボ」っていう。

「ボギー?」っていうと
「トリプル」っていう。

「もうミスはしない」っていうと
「そうしてくれ」っていう。

そうして、あとで
一杯たたき過ぎて、

「3パット?」っていうと
「5パット」っていう。

僕のスコアでしょうか、
いいえ、誰でも。

練習場でどれだけ上手く打ててもスコアに直結しないことはよくある。だがスイングは確実に良くなっているし、満足のいくショットや、ミスしても結果的に悪くないショットも増えている。

スコアは悪い。常に悪い、非常に悪い。だが、ショットは余り悪いという感じがしない。ミスも出るし結果も悪いが、ほぼ狙った感じで予想の範疇に収まっている感じだ。

スコアが悪いのは 30 ヤードからの打数が縮まらないからであって、これはスィングだけの問題ではない。ハーフショット、距離感を大切にするショット、方向性を大切にするショット、どこに注意を置くかが重要になってくる。特に距離感、これは難しい。

カップを超える事に怖気づいている間はまだいい。超えてはならないと思い出したならこれは致命的だ。どこに打つかを考える時にカップより手前だけで考えるのではコースを狭くする。

さてスィングは今後も練磨するとしても一応の完了としていいだろうと思う。

次は、これをどうプレイに結びつけるかに挑みたい。このスコアから始まる新しいフェーズに行きたいものである。

2011年4月21日木曜日

練習場より 2011/04/21 - 3つのこと

ゴルフのスィングでは、トップを作った時に腕とゴルフクラブは”くの字”の形になる。これは自然な動きとしてあるのだが、この”くの字”はスィングのためにも重要な形である。一本の棒を円回転させるよりも角度を付け曲げた分だけ、スィング中にクラブを加速させる為の距離が得られると言う事である。

これはスィングの弧の距離が延びる事を意味する。この角度は基本的に手首が作っており、トップでは腕とクラブシャフトが一直線になっているわけではない。それが打点ではほぼ一直線である。この微妙な角度分だけ多くの回転が出来るのでクラブはより加速するはずである。

またトップの時に何処を視野に収めるかは大切である。基本はボールを見るのだがボールだけを見ては良くない。視野が狭いのは、ある意味、一点に集中しているのだし、狭い分深く見ているかも知れない。集中する事は決して悪い事ではない。だが、ゴルフではダメだ、狭い視野では駄目だ。

トップの位置では、ボールと一緒に左肩の服も視野に入っている様でないといけない。左肩の服の色が見えているようでなければ、多分、スタンスは前のめり過ぎる。ドライバーやバフィーを打つ時は肩を立て気味にする方が良い。9番やPWでさえも少し立て気味で悪くない。もしトップが多発するならそれは立て過ぎなのだろう。

トップではスタンスの時よりも腹部が前に出ているはずだ。それがスィングする時も前に出たままでは良いスイングにならない。肩が前のめり過ぎるとお腹が出たまんまになってしまう。肩を立てる事でこれが解消できる。

お腹がそのままの位置にあるのがどうして悪いか。それはゴルフクラブの軌道上にあるからだ。軌道上の障害物としてお腹が据えられているからだ。前に出たお腹はひっこまねばならぬ。一度出た放射性物質は無理でもお腹は引っ込む。ここで引っ込ませる意識ではスイングがぶれてしまいスィングが崩れる。

静止している時の方が分かり易いものもあれば、動いている方が理解できるものもある。ゴルフは静止点の集合ではなく、軌跡の集合としてイメージするほうが良い。トップの位置で”くの字”のクラブを直線に戻すイメージである。

肩の動きは前後左右回転まで多様な関節の動きで成り立っている。ふつうに立っている時、肩は左右に位置づく。そこから体を前傾にする。クラブを両手で持つと肩は体の左右にある時よりも前側に出て内側に寄る。肩幅は狭まる。これが肩を入れるという動作である。肩を入れた状態では肩の筋肉は緊張状態にある。そこから緊張を解き肩を重力方向に降ろす。これを肩を抜くと言う。この狭まった肩幅を元に戻す事を肩を開くと言う。肩を開く動きでスィングスピードは上がる、振ると言うよりも振り抜く感じである。

これらについては明日試して来る。

2011年4月16日土曜日

練習場より 2011/04/16 - トップを作る目的

福島の原子力発電所でウランが崩壊を続けているのも、ゴルフボールが空を飛んでゆくのも、全て物理の原理に従っているに過ぎない。人をそれを物理学の法則として見つけその原理に則り制御しようとする。地球が生まれる前から、そしてこれからも変わらない。

さて、ゴルフのスィングを行うとき、トップを作る。

トップを作る理由には色々あるが、一つ目は、ボールを打つための力をクラブに与えるためである。その力は重力と筋力から生み出される。与えられた力はクラブのしなりやねじれ(トルク)を生じ、これらが複雑な合力となってボールに力を与える。

二つ目は、与える力の大きさを加減するためである。トップの位置(高さ)はボールとクラブの距離になるので、トップの高さを変える事で飛距離を制御することが出来る。だが、トップの位置が変わるとタイミングや速度が変わるため、どのように変わっても正しく打てるようにするためには練習が必要だ。

そして、三つ目の理由は、スィングの中心点を決めるためである。トップを形作った場合、右の肩甲骨と右肩の間くらいに力の中心点とでも呼ぶような集中した場所が出来る。体のねじれの中心点と呼んでもいいし、トップ位置を支える筋肉の中心点と言ってもいい。この位置は、スィングする前にはわからないし、トップを形成するまでどこであるかを知る事が出来ない。

トップを形作ったら、この中心点をスイングの中心とする。この位置を中心とするような(気持ちで)スイングを行う。ただこの地点を中心にすると言っても、ここを中心にして体が回転するような非物理的な動きが出来る訳ではない。そうでなくて、その位置を動かさないように打つ、と言うか、そこが中心となるように筋肉が動くと言うのか、例えるならば、そこに砲撃指令室がある、と言った感じだ。

このように意識すると、ボールの手前からボールを打ち終る迄の間で腕を振りきれる、加速し続ける、そういった副産物的な効果が望める。ただしフックなどが出やすくなるデメリットもある。

僕の場合は、腕を振り切ろうとする感じから、このスイングポイント(中心点)を見つけたのだが、今ではこのポイントを見つけるためにトップをするのだ、と思っている。

これからその検証が始まる。