そこでパワーとコントロールの両方を成立させる(バランスを取る、最適解を見つける、合計値を最大にする)には、コントロールは、スイングを出来るだけコンパクトにしてコントロール力を高める。一方でパワーは、道具、技術、知見の発展、筋力の強化によって実現する。そこで重要となるのが体幹、インナーマッスルである。云々観々。
さて、このような言葉が散りばめられた BasySteps であるが、この漫画はまずい。面白いので延々とコミックスを買い続けてしまう。そこで僕の慧眼は10巻で買うのを止めた。これは全く正しい判断であって、もしも買い続けていたら、どこまでも~♪限りなく~♪、状態になっていたに違いない。
と最近まで思っていたのだが、11巻に手を出してしまった。まるで麻薬患者の依存性である。不意に手を出してしまったために、依存症が再発するのである。自分がコントロールできない。これが BabySteps の恐ろしさである。あれよあれよという間にこの無間地獄に落ちて行き、気が付けば30巻までが本棚に揃っているのである。
さて、ゴルフである。
問題は、左腕である。
トップを作る時の左手首である。この手首を曲げる事が思った以上に重要であって、その理由が幾つかある。
- トップの時に手首は自然に折れ曲がる。
- 折れ曲がる方向は「内側」であり左右ではない。
- 手の甲が曲がる感じである。
- この手首の曲がりによって左肩から手の甲までがピンと張った状態になる。
- これは筋肉の緊張で起きたのではない。
- 内側に曲げる事で、腕の外側の筋肉が伸びた状態になったからである。
この状態がスイングにとって大切なのは、スイングの途中で左腕が緩まないからである。
左腕が緩まないからスイングが安定する。重要なのはスイングの時に左腕が張った状態になっている事であり、手首を内側に曲げるのは、そのための方法のひとつに過ぎない。
手首の曲がりはインパクト時のフェースの動きとも関係しているようで、その結果としてボールのスピン量とも関係するようである。
たったわずか数cmの手首の曲がりが、左腕の伸張となり、スイング中の軌道を安定にする。また左腕が固定化される事で、スイングを、手打ちから体全体を使うスイングに変えるようである。
手首もスイングのコツには違いない。少なくとも効く。