2010年6月12日土曜日

GOLF 2010/06/12 - 筑波国際CM


(ボールを)打ちっぱなし、
(ティーを)差しっぱなし、
(フェースを)開きっぱなし、
(相手の意見に)流されっぱなし

小さなようで大きな話
シャンクばかしじゃスコアも悲しい

ぱなしはなしって話です



というわけで、前回よりもさらに悪いスコア。
パーの数は増えたがバーディの数は減り。

Kにパットのコツを習い気に入った。

コツンといういい音をさせなさい。
振り切りなさい。

という教えだ。これはいい。

だが、スコアは標準偏差がひどい事になっている。パーの値を0として、二乗平均平方根を取ってみると、標準偏差が求まるはずだが、これを計算したらひどいばらつきになるだろう。

sqrt( (x-par)^2 + ..... )


さて、スィングする時というのは、関数 f(x) に似ている。方向と距離、バンカーや風などの状況を入力したら、後はスィングのみに集中しなけらばならない。

集中とは新しいパラメータを受け付けない、という事だ。これは、集中している時は無防備であるワープ前のヤマトと同じである。だが、それで本当によいのか、という疑問はあるだろう。

実行を開始すれば終了するまで応答を返さず反応もなくなる同期関数よりも、常に現在の状況を監視でき必要ならキャンセルする事もできる非同期呼び出しの方がより良いではないか、は当然の疑問だ。

そこで、ゴルフのスィング中に変更を加える事が可能であるかを考えてみよう。スィングスピード 40m/秒。時速にして 144 km/h。スィングに必要な時間はスィングの孤の長さを 3m(打球に当たるまで)とし 40m/s が 1m の移動に要する時間は 25ミリ秒、速度 0 km/h からの加速を考慮し 150ミリ秒 で 3m 移動するとしよう。

人間の神経の反応は、神経の伝達速度に依存するから Aα線維の速度が 120m/秒(120cm/1ミリ秒)、体の中を入力、反応、出力に必要な伝達距離を 1.5m としても 10ミリ秒 もあれば 1反応できそうだ。しかし実際に測定してみると1回の反応に 100 - 200ミリ秒 程度らしい。

詰まり、反応速度が 200ミリ秒では、1回のスイングの途中で反応するのに間に合わない。反応できるとしても、打ち始めのわずかな瞬間だけである。

これらの時間計算から、ゴルフのショットではスィングを行っている間に新しい情報を入れる必要はない、という結論に達する。理由は入れてもフィードバックする時間的余裕がないから。

集中力は、情報に臨機応変に反応し続けるとともに、情報をシャットアウトする能力でもあるわけだ。要は集中して打ったのなら後悔も少ないはずだろう?という話になる。

こうなるとあらかじめ入力する値が必要なわけで、スィングすると決める前に必要な情報は収集しておけ、という当然の帰結に至る訳です。
It is no use crying over split milk.
and, do my best next time.