人にも利き目というのがあります。それは、ゴルフなどの球技にも影響します。
人は二つの画像を重ねて遠近感を測っているのですから、脳の中では利き目ともう片方の目の違いを考慮に入れた上で距離(右目と左目の対象からの距離)や方角を処理しているはずなのです。逆にこの処理をする時に最初に読み込む方(基準とする側)を利き目と呼んでいるのかも知れません。
で、車を運転しながら不図おもったのですが、利き目が右の人なら車は左ハンドルが望ましいのでは?
その理由は、中央に近い側に利き目があるほうが全体を見渡し易いから。
生まれてこのかた左ハンドルの車しか所有してないので単に左ハンドルの方が運転しやすいと思っていたのですが、それだけが理由ではないのではないか(→左ハンドルのほうが運転しやすい)と思ったわけです。
この話の反例としては、マクラーレンF1やダイハツミゼットなど中央に乗る車が存在する事です。
脳の適応能力ってのは大変に高いものなのでどちらのハンドルでも対応できるとは思うのですが、この微妙な違いは補正されているだけで存在している、かも知れないというのは案外、大切な話ではないかと思うのです。
どうも何かしっくりこない、苦手だと感じる人は、利き目を意識して見る方向を変えてみると言うのは良いかも知れません。